このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2011年8月3日水曜日

購入&インプレッション : テフロン加工フライパンと樹脂製スパチュラ

僕は、単独行の際の食事はフリーズドライやアルファ米などでテキトーに済ませるのだが、同行者がいる時には一緒に美味しいものを食べて飲んで、楽しい時を過ごしたいと考えている。

一番気に入っているメニューは、フランスパンにいろいろな具材を乗せて食べるブルスケッタ風山メシだ。
詳しいレシピは今度公開するとして、この料理で特に好きな具材が、スパムの缶詰を適度な厚さに切って表面をコンガリと焼いたものだ。
この「コンガリ」をアルミやチタンのクッカーでやろうと思うと、見事に焦げる。(実際に、僕のチタン製のクッカーは、見るも無残な状態になっている。。。)
もちろん、油をちゃんと馴染ませてから焼けば大丈夫なのかもしれないが、スパムを油まみれにしたら胃にもたれてシンドイ。

そこで購入したのがMSRの「FLEX スキレット」だ。



















内径が20cm。スパムの輪切りを5つぐらい並べて焼いても余裕がある大きさだ。
軽量化を考えるならば、これより2cmほど内径の小さい「QUICK スキレット」の方を選ぶべきなのだが、僕はどうも「大きいことは良いことだ」という思考に走りがちで、ついつい大きいほうを買ってしまった。
全く後悔はしていないが、ちょっとカサ張るのは紛れもない事実だ。

持ち手部分は内側に折り畳める仕様。



















また、持ち手を取り外すこともできる。




















本体はアルミ製で、その表面に焦げ付き防止の加工がしてある。
タイトルでは「テフロン」と書いたが、実際にはテフロンではなくノンスティック加工だ。
このノンスティック加工は、空焚きをしたり、あまり強い火力で炙ったりすると劣化するそうなので、是非気を付けたいところだ。

実際のところは、まったく油をひかずにスパムを焼いたら、ちょっとコゲがこびり付いてしまった。
あまりコゲをゴリゴリとこすって落とそうとすると表面の加工が劣化してしまうので、「まあ、そのうち消えるだろう」ぐらいに思って気にしないことにはしているが。。。

同時に、表面を硬いもので引っかいたり擦ったりしても、やはり劣化してしまうので、調理の際には金属のへらやスプーンでガリガリやったりしてはいけない。
そうなると、調理に使うへらは木製、竹製、樹脂製あたりになろうかと思うが、「食器は拭くだけ」なのが山の基本なので、木や竹だと、汚れが染み込みそうで嫌だ。なので、できれば樹脂製が良いなと。
とはいえ、樹脂製のへらはおしなべて耐熱温度がせいぜい100度ちょっと。下手したらフライパンの上で溶けてしまう。

そんなことで困っていたところ、GSIのスパチュラ(へら)はなんと耐熱温度230度。
これなら全然大丈夫だ!
というわけで購入。




















20cmの内径のフライパンと組み合わせると、こんな感じ。



















棒ラーメンをメニューに入れなければ、このフライパンとケトルを持っていけば食事は全て事足りるし、むしろチタンクッカーの焦げ付きにイライラするよりも100倍快適な食事を楽しむことができる。

このあいだの常念山脈縦走でも、ピラフを作るのにこのフライパンとスパチュラを使った。
非常に良いサイズ感で、快適に使用できた。
もちろんスパチュラも溶けることはなかった。

さらに、このフライパンから直食いするために、MSRの樹脂製のスプーンまで買った。
当然こちらの耐熱温度は全然低いので、料理道具としては使えない。

こういうものを買って喜んでいるのは、なんだか商業主義に踊らされているような気もするが、同じアホなら踊らにゃ損々!!

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