様々なトラブルに見舞われた今回の山行だが、トラブルの数だけ今後の教訓とすべきことを得た思いである。
【1】 登山道、交通事情の確認
今回の最も大きいトラブルは、北沢峠からのバスが一切動かなかったことだ。
北沢峠からのバスが動いていれば、ガスストーブが壊れたとして、無理やりにでも行動していたと思うし、きっと熊にも出くわさなくて済んだに違いない。
やはり台風のあとなどは、山小屋やバス会社などに問い合わせて、登山道の状況やバスの運行状況を確認すべきだと思った。
基本中の基本なはずだが、ついつい怠ってしまう点なので、今後充分に注意したい。
【2】 ガスストーブの故障
ガスストーブは仕組みが比較的複雑なので、いったんトラブルに陥ると、山の上ではリカバーが難しい。
以前からそれにリスクを感じており、ガス缶を2個持って行くぐらいなら、アルコールストーブをバックアップで持って行った方が安全ではないかと考えていた。にもかかわらず、出費を惜しんでアルコールストーブを準備していなかった。
少しのお金をケチって、肝心な時にトラブルを避けられないのは、まさに愚の骨頂であった。
j自分に腹が立って仕方がない。
早速ガスストーブの修理をするとともに、アルコールストーブの購入を検討したい。
【3】 熊対策
正直なところ、本当に熊に出くわすなんて思っていなかった。
もちろん、いつかはそういうことも有るんだろうな、という程度には認識していたが、熊鈴もバージョンアップして快適にシャンシャン音を鳴らしている中での遭遇である。
こういうことが今後も発生することを考えると、熊スプレーを携帯すべきかもしれない。といっても、かなりお高いし、使用期限も短いので、悩みどころである。
(ここでケチると、上記ガスストーブの二の舞ではないか、という思いもあり、余計に悩む。)
【4】 夜行バス
やっぱり夜行バスでは睡眠が取れない。
睡眠不足は山では命に関わるので、もう夜行バスは使いたくない。
「水曜どうでしょう」で大泉洋も散々苦しんだのだから、僕としても避けて通りたいところである。
とはいえ、反省点ばかりでなく、あらかじめの準備が奏功した点も多々あった。
【1】 防寒装備
天気図を1週間前からチェックし続け、一気に気温が寒くなることをあらかじめ予測できていたのは大きな成功ポイントだった。
最低気温が0度まで下がること、および、日中に太陽が出なかった場合のテント場の気温が10度に満たないだろうことを充分に予測できたことは大きな収穫である。
防寒対策として、サーマレストのマットを買い替え、持参したシュラフの耐寒温度は0度、ダウンジャケット、フリース、ウールの長袖などを準備していたことは、ザックの容量に制限のある中でよく頑張ったと思う。
また、テントマットを温かいものに買い換えたのも、今回の成功ポイントだった。
あ・・・、良かった点が1つしか思い浮かばない。。。
うーん、とりあえず、次も頑張るぞ、と。。。
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