どうせ登山者が山ほど居て、熊が出るスキなんか無いだろうとタカをくくっていたのだ。
ところが、常念岳から蝶ヶ岳の間や、蝶ヶ岳から三股に下りるルートで、いかにも熊の出そうな場所で周りに人が居ないという状態が頻繁に発生したため、手を叩きながら歩かなくてはならないような状況が発生した。
『熊のことは、熊に訊け』では、「ほーい、ほーい」と声をあげならがポーンポーンと手を打つのが効果的だと書いてあったのだが、なかなか「ほー、ほーい」が恥ずかしくて言えない。
やっはり熊鈴が必要だなと痛感した次第である。
といっても、手持ちの熊鈴は、ストラップがただの平たいヒモで、あまりザックなどに着けやすいタイプではなく、音も鳴りっぱなしだ。
こうなると、どうにも億劫で、ついつい着けなくなってしまう。
だから常念山脈にも持っていかなかったのだ。
ところが、そんな自分にピッタリの熊鈴があった。
COGHLANSのベアーベルだ。
例によってA&Fのブログを見て食いついたわけだが、まさに自分の求めていたものにピッタリ。
なにせ、
・音が澄んだ高音。
・ザックへの着脱が容易。
・ザックに着けて歩いているときに、自分にぶつかったりしない。
・不要なときは音が鳴らない。
といった条件をクリアしている。
しかも、音を鳴らさないようにする方法が、単に音が反響しないようにするのではなく、そもそも鈴の中の球を磁石で動かないようにする、というコペルニクス的発想の転換で実現している。マジでカッコイイ。
オスプレーのホーネットに着けてみた。
この熊鈴の弱点は、鈴本体を横倒しにすると、鈴の中の球の自重で磁石から離れやすく、結果音が鳴ってしまうことだ。
まー、横にして動かすようなシチュエーションはあまり無いだろうけど。
早速、9月の蔵王2泊3日に持っていく。
0 件のコメント:
コメントを投稿