(この記事は「振り返り (装備編)」の続きです。)
「振り返り (装備編)」でも書いたが、この前穂高・奥穂高・西穂高の縦走は、僕のこれまでの登山人生の総括であったと言っても過言ではない。
- 低体温症になりかけた槍ヶ岳。(2013年8月)
- 天気の不安を抱えながらの大キレット。(2013年8月)
- 両神山・八丁尾根の日帰りピストン。(2014年5月)
- 雷雨に逃げ惑った編笠・権現。(2014年7月)
- テント泊装備で踏破した後立山。(2014年8月)
- 無茶な連れの手綱を握りながらの剱岳・別山尾根。(2014年9月)
- 朝から晩まで、重い装備を担いでひたすら歩いた大峰奥駈道。(2015年GW)
- 直前にテント泊装備で登った甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根。(2015年7月)
もちろん、これだけではない。
そもそもこのコースに踏み込む遠いキッカケになったのは、常念山脈縦走(2011年7月)の帰りの特急電車の中でたまたま隣り合わせたオッサンの話だった。
さらに言えば、登山の基礎を教え込まれた高校山岳部時代があったからこそ、今こうして堅実に山行を重ねられているのかもしれない。
今後は、よりバリエーションルートに挑んでいきたい。
来年には、お約束のように槍ヶ岳の北鎌尾根か。
明神岳にも登りたい。
まだまだ挑戦したい山はたくさんある。
浦沢直樹が初期に描いたコミック『パイナップルアーミー』の「白の追跡者」という話の中で、主人公が、
「戦場で自分を見つけた奴はどうしてもベッドで死ねんのだ。戦いの中にこそ自分があると確信するようになってしまう。」
と言うシーンがあるのだが、僕は山の中にこそ自分があると確信しつつあるが、決して山では死なない。
生きて挑戦し続けねばならぬ。
安全登山!(〆の挨拶)
(完)
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