福岡出張のついでで、10月半ばに控えている甲州フルーツマラソンの大菩薩コースの練習に、福岡市内の油山に走って行ってみた。
油山は標高597m。中腹部分の「市民の森」まで舗装道路が通っており、ロードの練習としてはこの上ない適地である。
宿泊地である中洲から油山市民の森のキャンプ場まで往復で約23km。
油山にとりつくまでにもアップダウンを繰り返すタフなコースであった。
油山の「市民の森」は、森というだけあって、なかなか濃い自然の残された場所。
車で入場する場合には多少のお金を取られるが、ランニングで入場した僕は無料。
季節的にキンモクセイが満開で、その濃い香りにつつまれて気持ちよく坂道を登る登る。
気分良く走っているうちにえらく標高を上げてしまったようで、眼下に福岡市内が一望できる状態に。
市民の森の入り口から15分ほどで管理事務局や売店のある場所に出る。
そこには、なぜか水車と、
すごい勢いの噴水が。
高さ3mぐらいにまで吹き上がる噴水。
なんでこんなに吹き上げてるのかは、よく分からない。
そこからさらに5分ほど走ると、ついにキャンプ場の入り口が。
奥には「シャワー室」の文字が。
まじか。やっぱファミリーキャンプ場ってのは、何でもあるんだなー。
こっちなんか、いったん山に入ったら3日も4日も風呂入れなくて、自分の臭いで気持ちが悪くなるってのに。
キャンプ場の敷地内に入ると、炊飯場では家族連れなどが楽しげに談笑していた。
ああ、そうか、今は昼時なんだなー、と思いながら、持参したゼリー飲料をすする。うーん、マズイ。
キャンプ場の激しい上り坂をぐいぐい進むと、奥に油山の山頂への遊歩道が現れた。
油山とはいえ、山は山。
ランシャツにランパンでランニングシューズといういでたちで、ウィンドブレーカーすら持参していない状態ではこれ以上進むことが躊躇われ、今回は山頂を見ずに引き返した。
いかにもトレッキング風の格好をした中年カップルが、ダブルストックで降りてきたのに出くわしたものだから、普通に山なんだと思ったのだ。
ところが、後から知人に聞いたところ、山頂への道はかなり整備されていてトレイルはほとんど無いとのこと。
それなら行っておけばよかった。。。
そんなわけで、ここから折り返して、概ねまた来た道を引き返した。
油山を下っているときはよかったのだが、その後平地を8kmほど走らなければならい。
この平地が、下りで足をつかってしまった後なので、非常にツライ。。。
しかも、平地といいながらも、地味に何度もアップダウンがある。
↓一番きつかった、平地のアップダウン。
手前を走る自動車の大きさと、坂の上の高さを比べてもらえれば、どれぐらいの坂なのかはご想像いただけると思う。
宿にたどりつく頃には、ハムストリングとふくらはぎが攣ってしまい、ハタから見たら変な人な状態だったと思う。
それでも、道端の花には癒された。
やはり、ジムでランニングマシンでトレーニングしたり、陸上競技トラックをぐるぐる回ったりするのとは違い、ロードを走ると四季を感じることができるから好きだ。
今回は、ちょうど彼岸花が満開だった。
彼岸花って、白いのもあるんですね。知らなかった。
今回は2週間後の甲州フルーツマラソンの調整のつもりで走ったのだが、はからずもトレーニング不足を露呈してしまうことになり、今更ながら焦りを感じている。
うーん、どうしよう、、、
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