- エベレスト (8848m)
- K2 (8611m)
- カンチェンジュンガ(8586m)
- ローツェ (8516m)
- マカルー (8485m)
- チョー・オユー (8201m)
- ダウラギリ (8167m)
- マナスル (8163m)
- ナンガパルパット (8126m)
- アンナプルナ (8091m)
- ガッシャブルムI峰 (8080m)
- ブロードピーク (8051m)
- ガッシャブルムII峰 (8034m)
- シシャパンマ (8027m)
残すところはダウラギリのみ。
このチョー・オユーには去年挑戦して登頂を断念している。
その際のパートナーは一般公募して選考した阿蘇吉洋さん。なぜか気合を入れるためにモヒカンにしたという方で。
こういう若い方にサミッターになるチャンスを提供するということが自分のやるべきことではないかと、竹内さんは 『初代竹内洋岳に聞く』の中で語っていた。チョー・オユーの公募をする前の取材である。
この 『初代竹内洋岳に聞く』という本は、非常に分厚いため、なかなか取っ付きにくいが、読み始めるとスラスラと読める。聞き書きという形態のためかもしれないが、それ以上に、著者である塩野氏の力も大きいのだろう。
本書を読むと竹内さんの活動について断片的であった情報が結びつき、彼がブログで語っていること1つ1つが頭の中でつながっていくように感じる。
このなかで、特に印象に残った部分が下記。
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登山というのは、審判もいなくて、ルールブックもないスポーツなんです。
ルールが無いからこそ、自分でルールを決めなければいけない。
審判がいないからこそ、私たちは、自分にフェアでなければならない。
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この部分。
今はエベレストに一般の人が登る時代であり、それだけに、その登頂がどれだけその個人の力量に負うところであったのかを問われる時代なのだな、と。
単独登山を売りにしている登山家でも、その「単独」という言葉に明確な定義があるわけではないので、よく激しい議論の対象になったりするケースがあるけれど、そういうことも含めて、まさに上記引用部分は非常に含蓄のある問題提起であると思う。
まあ、僕のような一般人には、どんな方法であれサミッターになるのは夢のまた夢ですけどね。
ちなみに、なぜ「初代」とわざわざ書いているのかについては、最後まで触れられていない。僕の見落とし出なければ。
誰かに名跡を継がせたい、ということなんだろうか。
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