このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2015年6月25日木曜日

山行記 : 2015年6月20、21日 尾瀬 計画概要

僕は高校生のとき、山岳部だった。
しかも、3年次にには部長だった。
といっても、名ばかりの部長で、特に山に詳しいわけでも、生存力があるわけでも、料理が上手いわけでもなかった。

山に登るのは年に4回だけ。
山に登っていないときに何をやっているかというと、部室でダラダラしているか、校庭でゴムボール野球をやっていた。
体育教師からは、「運動部失格だ。おまえらいつか文化部にしてやる。」という言葉を投げつけられるほど、運動部マインドの無い部活だった。
(ちなみに、ヒマだったので地学部と演劇部も掛け持ちしていた。)

そんな山岳部で僕が始めて参加した山行が、尾瀬と、その傍らに屹立する東北最高峰・燧ケ岳だった。高校1年の夏である。


あれから二十ウン年、このたび尾瀬を再び訪れることになった。

もはや、あの夏にどんなルートで歩いたかは覚えていない。
今回現地を実際に目にすることで、あの頃の記憶は蘇ってくるのだろうか。


スケジュールとルートは以下のとおり。

【6月19日】(0日目)
仕事が終わり次第、新幹線と在来線を乗り継いでJR沼田駅へ。
そのまま沼田駅近くのホテルに投宿。

【6月20日】(1日目)
沼田駅前を朝一に出発するバスに乗り、鳩待峠へ。
そこから、山ノ鼻を経由して、尾瀬ヶ原を抜け、尾瀬沼の東岸の尾瀬沼ヒュッテに投宿。

【6月21日】(2日目)
天気が良ければ、長英新道から燧ケ岳を越え、御池に下りるルート。
天気が悪ければ、沼山峠にさっさと下りしまう予定。
いずれの場合も下山後は檜枝岐温泉で入浴し、帰京。


本当は見晴新道を歩ければ色々楽だったのだが、一昨年の台風で登山道が崩壊して以来、通行止めとなって今に至る。
このため、1日目も2日目も長めのコースを選択せざるを得なかったのだ。


今回の連れは、会社の後輩である20代の男女1名ずつ。
オッサンの趣味に付き合わされて、尾瀬くんだりまで泊りがけで連れて行かれるのである。
同情を禁じえない。


なお、今年の尾瀬はミズバショウが咲き始めるのが例年より少し早いようで、果たして花が保ってくれるのか非常に心配しながら(とういうか、事前情報から半ば諦めかけて)の出発となった。



(「1日目 尾瀬ヶ原~尾瀬沼」につづく)



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