このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2014年8月14日木曜日

山行記 : 2014年8月3日~ 後立山連峰縦走 総括



(この記事は「3日目 キレット小屋~八峰キレット~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳~扇沢」の続きです。)


もともと3泊4日の予定だった山行スケジュールが、結局2泊3日で歩ききることができた。

1日当たりの余裕をどの程度見るべきかは人ぞれぞれだろうけれど、僕の場合は、「寝坊」「雨」「渋滞」「シャリバテ」などが一度に発生しても大丈夫なスケジュールを組むことにしている。
このため、逆に全ての問題がクリアになると、想定よりも大幅に行程を進められるのだ。
とはいえ、何も山に来てまで貪欲にタスク消化をする必要は無いので、早く行程を消化した場合には、その分たっぷりノンビリすれば良いのである。そのために本も多めに持参している。


今回のコース全体としては、もっとも気にしていた八峰キレットが意外と拍子抜けだったことで、やはり主観的な難易度は行ってみないと分からないものだと痛感した。
何度でも言うが、八峰キレットよりもG5の方がしんどかったのだ。


昨年の大キレットと比較して考えた場合、やはり荷物の重さは大きな違いだった。
大キレットは山小屋泊だったので16kg程度、今回はテント泊で20kg程度なので、その4kgの違いは足場の十分でない岩場でのトラバース時に大きく影響した。
谷側に背を向けると重さに引っ張られそうになるので、進行方向に体を向けてザックが谷側を向かないようにしなければならず、トラバースの鎖場では多少やりにくさを感じた。
やはり、テント泊での岩場は、それなりの覚悟で臨まなければならないと再認識した。


来年の夏は、もう少し長い山行を計画したいものだ。


(完)

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