このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2011年6月22日水曜日

大容量ザックについて

最近、山に行くにも、仕事で長期出張に行くにも、オスプレーのイーサー85を使っている。
大容量ザックは、いっぱいに荷物を詰めないと形がカッコ悪かったり、小さいザックよりも自重があったりで、シチュエーションに応じて使い分けなければならないのだが、僕はあまりパッキングが上手でないので、大容量だとテキトーにザックに放り込んでも大丈夫という安心感が好きでついつい大きめのザックを担いでしまう。

その「大容量好き」が高じて、各メーカーの95リットル以上のザックのラインナップを調べてみた。

そしたら、大容量といっても最近は100リットル超は倦厭されるようで、ノースフェースでもカリマーでもミレーでも、そんなサイズのものはもう作っていないようだ。
一昔前は、大学山岳部に入学するとまずは120リットルのザックを買わされ、大根やら人参やら生米やら水やらを目いっぱい背負わされて合宿に行く、というのが定番だったわけだが、今はあまりそういうことは流行らないのだろうか。

そんなわけで、現時点では大体以下の通りのようである。
なお、容量や重量は背面サイズによって少々ことなるので、ここでは各メーカーの「Mサイズ」の数値を掲載する。

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マウンテンハードウェア
BMG105



容量:105リットル
重量:2,350グラム
価格:43,050円

店頭での売り文句も、シェルパ用を想定していると書いているぐらい。
いまどきシェルパでもなければ、このサイズは担が
ないのだろうか。

実際、店頭で試させてもらったときも、明らかに冷かしだと思われた様子があった。
本気で購入を検討してたんだけどな。。。

ちなみに、アメリカ本国ではSサイズの展開があるのに、なぜか日本ではM、Lの2サイズ展開。
僕は身長166cmで、Mサイズではデカすぎる。

日本でこそSサイズを展開すべきだろうに。

(残念ながら、このザックの情報は載っていません。)

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ゼロポイント
スーパーエクスペディションパック110

容量:110リットル
重量:2,020グラム
価格:20,000円

今回の調査の中で、一番の容量。
昨シーズンまでは、ゼロポイントには120リットルがあったのだが、廃盤になってしまった。
モンベルショップで店員さんと話していた時も、
「単なる縦走なら、1週間程度でもこんな容量要らないですよ。高いものでもないんで買っちゃってもいいと思いますが、そうそう売れるもんでもないので様子見でいいと思いますよ。」
というお話をいただいたりとか。
そんなわけで、僕もまだ買ってません。

でも、この価格は魅力的。
ただ、カラーがちょっと。。。120のときのカラーの方が好きだったなーと。

ちなみに、身長166cmの僕で、Mサイズでした。


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オスプレー
アルゴン110

容量:110リットル
重量:2,880グラム
価格:44,100円

オスプレーの最上位モデル。タフな長期山行やバックパッキング向けということのようです。
100リットルオーバーを買うなら、価格面ではゼロポイントだけれど、総合力ではこのアルゴンなんだろうなと思います。

オスプレーのザックはおしなべてショルダーハーネスが柔らかいが、それに比べればアルゴンはいくらか剛性のある作りのように思います。
ちゃんと調べてないので、気のせいかもしれませんが。。。

僕の身長で、たぶんMサイズ。






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グレゴリー
デナリプロ105

容量:106リットル
重量:3,510グラム
価格:77,000円

グレゴリーの大容量モデル。
試してみたことはないが、重量も同メーカーの旧トリコニ60と大して変わらない。
やっぱり重いもの担ぐにはグレゴリーがいいのかも、と思ってみたり。

でも、お値段も超一流。かなりの覚悟が無いと買えないです。
なんせ、ゼロポイントの110リットルの3倍以上。余程年がら年中長期で歩くような人でないと、元を取れないような気がします。

たぶん僕の身長でMサイズ。


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ホグロフス
SUMO95

容量:95リットル
重量:3,400グラム
価格:56,700円

今回取り上げた中では一番小さい容量。
すでに85リットルを持っている僕にとっては購入対象外だが、なかなか作りが良いという評判は聞く。
ただ、これも自分の体に合うのかどうか、という問題でしかないように思うので、実際にお店で背負ってみるのが良いのだと思う。
ただ、すでにホグロフスの直営店を複数店舗回ったが、どこもこの現物を置いている店は無かった。。。
やっぱりこのサイズは売れないんかなー。


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アークテリクス
BORA95

容量:92~102リットル
重量:3,400グラム
価格:58,700円

正直、アークテリクスは高くて手がでないイメージ。
このザックも、実は現物を見たことないし、アークテリクスのザックは1つも試したことが無いので、どんな背負い心地なのかも知らないです。
なんとなく憧れるんですけどね。

ただ、お店なんかで指をくわえて眺めてる印象では、ほかのメーカーに比べてここのザックは細長いなーと。
BORA95もそうなのかなー。






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この他に、おそらくタトンカやアライテントあたりで大容量のザックを作っているような気がするのだが、調べがつかなかった。
引き続き調査していきたい。




(2013年春の大型ザック事情はこちらから)




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