このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2014年6月1日日曜日

OMMレース説明会 in ODBOX本店

去る5月27日、ODBOX本店にてOMMのレース説明会に行ってきた。


OMM(オリジナルマウンテンマラソン)はもともとイギリスで行われている山岳レースで、過酷な環境下で山での総合力を競うというのがコンセプト。
それが今年から日本でも行われるそうで、エントリーするかどうかを検討するためにも詳しい話を聞いておきたいと思って聴講を申し込んだ。

結果、レースについてリアルにイメージを持てるようになった。


まず、「トレランではない」といいつつ、やはり走力は重要だということ。
ストレート部門で出場するには、50kmのトレランレースを完走できるぐらいの走力が必要とのこと。
今の僕では、すくなくともストレート部門は無理だ。

次に、読図スキルが問われるというものの、それほど精度の高い読図を求められるわけではなく、基本的なことができれば十分っぽい。
なので、普段読図を意識して登山をしている僕は、今の読図スキルで通用しそうだ。
とはいえ、渡される地図はOMMのオリジナルのもので、等高線や沢や公道の記載はあっても、登山道の記載は無いそうだ。しかもそれをスタート直前に渡され、その地図だけを頼りにルートファインディングしなければならない。
また、トレイルやロードだけでなく、道の無い場所を突っ切るようなケースもあるようだ。
普段、読図をロクにやらないトレイルランナーにはハードルが高いかもしれない。

さらには、なによりもこのレースを特徴づけるのが「オウンリスク」という考え方。
山は自己責任。それはレースにおいても同じだ、というのがOMM。
トレランでは、リタイアしたらバスでピックアップされたりするが、OMMでは骨折等でのレスキューが必要な場合を除いて、自力で下山しなければならない。
もちろん、エイドなどは設けられているわけもなく、食料や水は全部自弁。デポも禁止。(ただし、1泊目のキャンプ地では、水だけは提供される。)


だいたいこんな感じなのだが、参加者の熱気もムンムンで、質疑応答も盛んに行われた。


以上を鑑み、スコア部門にエントリーしてみようかと検討中。
理由は、走力に自信が無いこと。
それに対して、幕営と読図に自信があること。
この2点による。


なお、完全に余談だが、1人、ちょっと不快な参加者がいた。
年配の男性なのだが、講師に対して、OMMやトレランが下等な競技で、オリエンテーリングが如何に優れているかの議論を吹っかけるという、明らかにこの場に関係の無い話で時間をとっていた。
彼の行為は、例えるならサッカー選手がバスケットボール選手に対して、「バスケットボールは手を使うから下等な競技だ」なんてことをまくし立てるのと同じだ。馬鹿げていることに気付いていないのは彼本人だけだろう。





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