昨年あたりからアウトドアショップで盛んに売り出されている「クリフ・バー」。
アメリカではちょっと前からメジャーなエネルギー補給食らしい。
日本ではA&F(アバクロンビーじゃないほう)が代理店となって輸入されているのだが、そのA&Fの出版事業第二弾として、そのクリフ・バーの創業から今日までを創業者であるゲーリー・エリクソン氏が綴った書籍が『レイジング・ザ・バー』だ。
読み始めるまでは、日本のビジネス書でありがちな、商品企画ストーリーに見せかけたプロパガンダ本かと思ったが、実際は熱い熱い経営思想本だった。
内容は、最初から飛ばしている。
会社売却をするつもりだったがやっぱり止めた、という話から始まるのだ。
意外すぎてびっくりした。
その後も畳み掛けるように、会社を経営するにあたって大事なことは何か、良い企業文化を育むにはどうしたら良いか、あえてオーナー会社であり続けるメリットは何か、など、著者が会社経営とエンデュランススポーツの両方から学んだ事柄を、経営思想に昇華して語ってくれている。
自転車、クライミング、登山などが好きで、かつ、会社経営に興味がある方には、楽しめる内容ではないか。
まさに僕にはドンピシャだった。
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