それどころか、下山した途端に急に晴れてきて、「あと1泊しておけば・・・」と大変に悔しい思いをした。
(詳しくはこちら)
それはそれで楽しい思い出でもあるのだが、今度こそは燕岳からの素晴らしい景色を堪能したい。
臥薪嘗胆の思いで今シーズンを迎えた。
Facebookの燕山荘のページで情報がアップされるたびに、その様子に一喜一憂しつつ12月下旬を過ごす。
が、年末年始の長期予報では、年末寒波と年始寒波のダブルパンチだそうで、全く天候に期待が持てない。
これは、今シーズンの年末年始は燕岳を諦めて、八ヶ岳にでも行ったほうが正解かもしれない。そんな弱気が脳裏をよぎり、悩み続けて2013年を終えてしまった。
年が明け、元日の朝に改めて天気予報などを確認しつつ、ダメ元で燕岳に挑んでみようと腹をくくった。
あの山には、昨シーズンやり残してきたことがたくさんある。それを果たさなくては前に進めないのだ。
スケジュールとしては、1年前と全く同じ行程だ。
1日目 : 東京の自宅を出発→電車で穂高駅まで→タクシーで宮城ゲート→歩いて中房温泉
2日目 : 中房温泉→燕岳→燕山荘
3日目 : 燕山荘→中房温泉→宮城ゲート→穂高駅→自宅
そして、ようやく燕山荘に宿泊の予約を入れた。
1月3日の1泊で。泣いても笑っても一発勝負だ。
予約の電話の際、電話に出られたスタッフの方から
「3日は登ってくる人が少ないから、トレースが埋まってるかもしれないので気を付けてね」
と言われる。
ラッセルで歩くのはなかなか難儀だなぁ。。。
装備は1年前とほぼ同じだが、違ったのは以下のとおり。
- 去年はテルモスの山専ボトルを、800mlと500mlの各1本ずつ持ったが、今回は500mlを一本だけ。それにはお湯を入れておき、コーヒーが飲みたくなったら都度インスタントコーヒーを入れて飲むことにした。
- アウターシェルがアウトドアリサーチのフーリオジャケットではなく、マウンテンハードウェアのクエーサープルオーバー。
- バラクラバはアウトドアリサーチのニンジャクラバだけでなく、マウンテンハードウェアのエアシールドMCZバラクラバも持参。よほどの悪天候でなければニンジャクラバで十分なのだが、もし去年のような悪天候の中で山頂を目指すなら、エアシールドMCZバラクラバが必要になるだろうと。
- お酒はペットボトルではなく、GSIのハイランドフラスコに入れた。が、中身のお酒はちょっとランクを下げた。
- サングラスは2種類。好天時に着用する偏光グラスのものと、薄曇りな際に使用するZoffの度入りサングラス。
- ザックはホグロフスのマトリックス70ではなく、グレゴリーのバルトロ75。ワカンを外付けでなくザックの中に収納したかったので、容量アップと作りの頑丈さの2点から変更をすることにした。
さて、去年からいくつか装備のバージョンアップを果たしたものの、景色が見れるかどうかは天候次第。
祈るような気持ちで出発当日を迎えた。
(「1日目(中房温泉泊まり)」につづく)
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