山行記 ： 2014年1月2日～4日 燕岳 総括

（この記事は「3日目（下山）」の続きです。）


昨年はほとんどの山行において、天気に祟られた。
好天に恵まれたのは非常に稀で、特に4度の北アルプス山行は全て悪天候に苦しめられた。
が、今年は正月から幸先の良い晴天。新春から縁起が良い。

1年越しの無念が全て晴れるような景色に、唖然とした。
何やら、憑き物が落ちたような気分だ。

ただ、あまりにも穏やかな気候で、冬の北アルプスに来たという手応えが感じられなかった。
というよりも、エクストリームな要素も期待しつつの厳冬期北アルプスなので、ちょっと物足りない気がしたのだ。
なんという無いものねだりだろうか。


装備もこなれてきて、歩行技術も安定してきた。
耐久力も一定水準以上は身についていると思う。
今年はあと一歩向こう側を見てみたい。


今年は今後、既に決定している山行予定だけで9回ある。
その他にも、決定こそしていないものの、行こうと思っている山行があと2回。
それ以外でも、おそらく何度も山を訪れるに違いない。

今年の山行が全て円満に終了しますように。
もちろんそれは僕だけでなく、僕の知らない誰かの山行も含めて。


（了）