最近、登山雑誌『PEAKS』の別冊ムックが2冊立て続けに出版された。
1つが、『みんなの山道具』。
素人さんから玄人さんまで、ガチの山ヤからご近所ハイカーまで、いろいろな人の装備を、山行のシチュエーションと併せて紹介している。
もう1つが、『マウンテン・ギア ブランド大全』。
こちらは、山用品の185ブランドを一挙紹介している。
ブランドによって割いているスペースに違いはあるが、商品そのものよりも、そのブランドの生い立ちや歴史、ウリなどを解説している。
どちらも、エイ出版らしい作りで、どちらかというとファッション誌やモノ雑誌に近い方法論が用いられている印象。
某巨大掲示板の登山板住人からは「ファ厨」と呼ばれること請け合いな作りだとは思うが、これはこれでライトな読みものとしてはアリなんじゃないかと思う。
ただ、1つ残念なのは、どちらも読んだ後、「で?」という感想しか湧いてこないところだ。
この内容を知ることで、次の山行にどうプラスになるのだろうか。もしくは、より良い山行のためにどのような活用の仕方をすれば良いのか。それがイマイチ見えてこない。
そういうところもファッション誌やモノ雑誌に近いアプローチを感じさせる所以なのかもしれない。
ファッション誌(特に男性向け)やモノ雑誌は、ウンチクをたれたり、外形的トレンドを追いかけたりというのが好きな人が読む傾向があると思うが、その手法を見事に取り入れているなぁと。なので、次の山行にどう生かすか、という観点よりも、友達に山グッズウンチクを語るのに役に立つ内容だなぁと。
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