このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年1月14日月曜日

山行記 : 2013年1月2日~4日 燕岳 装備(ギア)編



(この記事は「装備(ウェア)編」の続きです。)


前回のウェア編に引き続き、主だったギアについても記録を残しておく。


■ 登山靴

BOREAL (ボリエール) 「アルワ」

3年前にさかいやスポーツで購入したとき、「八ヶ岳ぐらいまでは問題ないです」と言われていた。
であれば、燕岳ぐらいは問題なかろうと思い、引き続き使用。
実際、全く冷えは感じなかった。

ところで、1つ気になることが。
「アルワ」は購入当時は税込で5万円ぐらいしたのだが、今ロストアローのサイトを見たら、なんと今のモデルは4万円を切っている!
今5万円出せば、ゲイター一体型の登山靴が買えるではないか!
すごく悔しい。


■ ゲイター

Lowe alpine (ロウアルパイン) 「マウンテンゲイター」

なかなか頑丈で、アイゼンのツメで引っ掛けても破れない。
3/4丈の登山ズボンを履いてこのゲイターを着ければ、-10℃でも問題ない。


■ アイゼン

GRIVEL (グリベル) 「エアーテック ニュークラシック」

雪靴でない重登山靴にも着用するつもりで購入したので、ワンタッチタイプでなくストラップで固定するこちらを使用している。
爪がやや短めなので歩くきやすく、登攀を含まない山歩きには非常に好都合だ。
このタイプはストラップが緩んだりしないか心配だが、ちゃんと締めておけば緩むようなことは無い。
また、アンチスノープレートがよく効いていて、雪ダンゴになることもない。


■ ピッケル

CASSIN (カシン) 「X-CLASS」


以前、さかいやスポーツで安売りしていたのを購入したもの。
日本での展開は無いモデルのようだ。
確実に氷を捉えそうなピックに惹かれて購入したが、燕岳レベルではあまり使い道が無かった。
ただ、Bマークがついているシャフトなので、岩場を登るような強度は無いと思っておかなければならない。
まあ、僕の登山スキルで行ける範囲を考えれば、これで充分。


■ カメラ

OLYMPUS (オリンパス) 「Tough TG-625」

普段はiPhoneのカメラ機能で撮影をしているのだが、さすがに-20℃ではまともに稼働しないだろうと考え、低温に強いカメラを調達。Amazonで安売りしていたのでポチっとしたのだ。
実際に使ってみたところ、たしかに、-20℃の環境でも動いたが、ポケットに入れて温めておかないと、-10℃まで下がらなくてもすぐにバッテリーが切れてしまった。(ポケットに入れて温めると、バッテリーは復活した。)
意味ねーじゃん。


■ アイウェア

mont-bell (モンベル) 「PLアルパインゴーグル グラスイン」

メガネをつけたままでも装着可能なゴーグル。
グラス面が二重になっていることと曇り止め加工により、曇りにくいというのがウリのようで。
実際は、若かりし頃にスノーボードで使っていたゴーグルよりもはるかに曇りにくくは感じたが、それでも全く曇らないということではなく、やはり雪面の微妙な凹凸は見極めにくかった。やむを得ないのだろうけど、、、

ジャンクションプロデュース 度付きサングラス

僕は思いっきり視力が弱い。
左右共に0.1に満たず、しかも中途半端に乱視も入っており、さらに、視神経の形状から緑内障のリスクがあるためコンタクトレンズの使用があまり推奨されないような状態だ。
このため、視力の矯正には常に頭を悩ませている。
普段はメガネで生活しているが、日差しを遮らなきゃならないようなシチュエーション(特に雪目のリスクが発生する雪山登山)では、サングラスをかけなければならない。
で、オークリーの度付きサングラスを作ることも考えたが、アホみたいに高くて断念。
そんなときに見つけたのがこのサングラスだった。
特にカッコいいサングラスではないが、税込でも1万円ちょっとで、替えレンズが5枚も付いてくる大盤振る舞い。
トレランのときに使うと重くてズレやすいのが難だが、僕のような目の人間には大変ありがたいアイテムだ。


■ 水筒

・THERMOS (サーモス) 「山専ボトル FEK-500FEK-800

サーモスの山専ボトルといえば、高価で性能が良い保温ボトルの代名詞だ。
それを、なんと今回、500mlサイズと800mlサイズをそれぞれ1本すつ持っていった。
500mlサイズにはコーヒーを入れてザックのサイドポケットへ、800mlサイズには白湯を入れザックの本体の中へ、それぞれ収納しておいた。
で、何がすごいって、2日目に中房温泉を出発する前に作ったコーヒーが、ザックのサイドポケットに入れておいたにもかかわらず、6時間以上経って燕山荘の談話室で飲んでみたらちゃんとホットコーヒーのままだったということ。すさまじい保温力。買ってよかった。

ところで、みんなはTHERMOSを「サーモス」って呼ぶ?「テルモス」って呼ぶ?
日本法人の正式名称は「サーモス」らしいんだけど、ドイツ語読みの「テルモス」のほうが、僕にとっては馴染みのある呼び方なので、どうしても「テルモス」と言ってしまうのだ。


■ ワカン

エキスパート・オブ・ジャパン 「スノーシューズ」

ワカンのド定番である、エキスパート・オブ・ジャパンのスノーシューズを持っていったが、結局使用せず。
サラサラでフカフカの新雪だったが、トレースがついていたし、そのトレースの幅が非常に狭くてアイゼン歩行すら気をつけなければならないような幅だったので、ワカンの出動する機会は無かった。



(「装備(行動食)編」につづく)



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