このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年1月24日木曜日

購入&インプレッション : Mountain Hardwear (マウンテンハードウェア)「Hydra Ext Glove(ハイドラエクストグローブ)」

正月休みの燕岳山行で、今持っているグローブでは心もとなかったので、新調した。

僕は掌にハンパなく汗をかく。
このため、インナーグローブはビチョビチョになってしまう。
これを改善するためには、方法は2つ。

1つは、インナーグローブとアウターグローブの取り外しができるものを購入し、インナーグローブが濡れたら予備と交換する、という方法。

もう1つは、とにかく思いっきり湿気を排出してくれる素材のグローブを使うという方法。

後者の方法がうまくいくなら、面倒が少なくて良い。
そんなわけで、湿気を排出することにかけては定評のあるドライQ技術を使っているマウンテンハードウェアのグローブを検討してみた。

本当は、登山雑誌でやたらとプッシュしていたタイフォングローブを試してみたかったのだが、店頭には無かった。
あとで知ったのだが、そもそもタイフォングローブの発売は1月中旬だったようで、この時点ではまだ発売前だったのだ。

そんなわけで、店頭にあった登山用のグローブの中でハイエンドモデルのハイドラエクストグローブを購入。

甲の側は、マウンテンハードウェア独自の防水透湿素材である「OutDry」素材。

掌側は指先までスエードで、滑りにくい。

実際に燕岳山行で使ってみたが、総論として非常に満足な使い心地だった。

まず、保温性には全く問題を感じなかった。
ただ、合戦小屋から上では、ランニング用の薄いグローブを内側に着用したので、その分の効果も有ったとは思う。

指や手の動かしやすさでは、ストレッチ素材のおかげで非常に良い。
タイフォングローブがMountaineeringのラインであるのに対して、このハイドラエクストグローブはAlpine Climbingのラインなので、指の動かしやすさには配慮されているのではないだろうか。

そして、一番気にしていた透湿性だが、これは満点を差し上げたい。
グローブの中に蒸れを感じた際に掌をグーパーグーパーすると、蒸れが強制排出された(ような気がした)。
燕山荘に着いたタイミングでは、インナーに蒸れによる湿り気が少々あったが、寝床にぶら下げておいたら翌朝にはすっかり乾いていた。

不満を感じるポイントが存在しなかったので、僕にとってはすばらしいアイテムだったといえよう。



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