昨年は、厳冬期の西穂では吹雪のため丸山で引き返すという屈辱を味わい、せめて独標までは今年必ずたどり着いてやろうと心に決めていた。
そのために、厳冬期登山の経験が豊富な友人を誘い、2人で行くことにした。
が、その友人が急な仕事でドタキャン。
結局いつものようにソロで入山することとなった。
例によって朝7時に新宿を出るスーパーあずさ1号に乗って、快晴の東京を後にする。
やや寝不足気味なので、車中では爆睡。
松本駅で下車し、バスターミナルへ向かう。
昨年はここで、新穂高温泉直行のアルピコバスに乗ったのだが、本日その便は無いとのこと。直行便は、1月2月の特定日に出発するのみで、3月には運行していなかったのだ。
衝撃を受ける。
やむを得ないので、平湯温泉でバスを乗り換える。
天気は回復傾向という予報であったが、平湯温泉バスターミナルは豪雪である。
むむむ・・・。先が思いやられる。
13:18、新穂高ロープウェイに到着。
相変わらずの曇天模様だが、たまに雪がチラついたり、たまに日が差したりと、ハッキリしない天気だ。
ロープウェイを乗り継いで、西穂高口駅を出たのは14:10。
雪がしんしんと降っていた。
天気が回復傾向だって話はどうなったんだよ!
幸い、風は弱かったので、躊躇せず西穂山荘に向かう。
雪の回廊を通り、
登山道に入る。
残念ながら、眺望はゼロ。
黙々と歩き続ける。
ノーアイゼンで歩くが、斜面が急なところは少し苦労する。
最近仕事が忙しくて、山行もトレーニングも全くできない1ヶ月間を過ごしてきたので、足が思うように動いてくれない。
西穂山荘までがやけに遠く感じる。
やたら息が切れる。
15:12、西穂山荘の屋根が見えてきた。
西穂山荘前には、巨大雪だるまも健在。
15:15、西穂山荘に到着。
いったん受付を済ませ、ビールを飲む。
飲み終わって外を見てみると、少しだけ青空が見えていた。
その後しばらく様子を見ていたが、天気はあまり回復せず。
夕陽も分厚い雲の向こうだった。
夕飯は18:15から。
なんだかやけに疲れていたので、食べ終わってすぐに就寝。
寝床は一人一畳。
横になっていたら、
「外はすごい星空だぞ!」
と、他の客が喜んでいる声が聞こえたが、寝床から出るのが億劫になってしまっていた。
明日は天気が良くなるだろうか・・・。
(「2日目 快晴と腹痛」つづく)
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