東京新聞が発行している月刊誌『岳人』が、9月号から株式会社ネイチュアエンタープライズというモンベルグループの企業から発行されることになったそうだ。
東京新聞web「「岳人」9月号から モンベルの発行に 本社、商標権を譲渡」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/yama/CK2014032902000249.html
ネイチュアエンタープライズという企業は、会社概要を見ると事業内容は「野外環境事業コンサルティング、プランニング、物販、不動産管理」となっている。
http://about.montbell.jp/profile/
出版事業を手掛けたことのないモンベルグループだが、独特のコアな誌面で他誌と一線を画してきた『岳人』をどのように舵取りしていくのだろうか。
総合アウトドアブランドであるモンベルの受け皿雑誌のような位置付けになってしまうとしたら、『岳人』の持つ妙味が薄れてしまいかねないので、すこし心配だ。
願わくは、自転車やカヌーの話などは取り上げす、山岳雑誌としてのエッジを磨き続けてもらいたい。
(2014.4.7追記)
アウトドア関連のニュースサイト「A kimama」に詳細が掲載されていた。
A kimama 「『岳人』が選んだ新しき道。めざすは山の文藝春秋」
http://www.a-kimama.com/culture/2014/04/18019/
これによれば、やはり出版不況のあおりが譲渡の要因であるやに匂わせている。
記事によれば、これまでの『岳人』の硬派な路線を引き継ぐとのことなので、今後も期待したい。
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