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山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2012年1月29日日曜日

スズメバチのこと

日本の山で出会う危険な野生動物といえば、熊と蛇とスズメバチだ。

蛇の対処法は、田舎出身だから知っている。
熊対策はもう充分。

ということで、次はスズメバチについて対処法を学んでおきたいと思い、2冊ほど本を読んでみた。

まず1冊目。松浦誠『スズメバチはなぜ刺すか』





















著者はスズメバチ研究の第一人者で、何度となくスズメバチに刺されながらもフィールドワークを続けていた。今は他界されたそうだ。
実体験に裏打ちされたスズメバチ対策は、非常に参考になる。


続いて2冊目。安藤啓治『だからへぼ」はやめられない!』





















スズメバチのなかでも、クロスズメバチのことを、地方によっては「へぼ」と呼ぶそうで、食用にするそうだ。食用にするためには、巣ごとクロスズメバチを捕獲しなきゃならないわけで、やっぱりスズメバチ対策に長けているだろうと思って読んでみた。


結果、学んだスズメバチ対策は以下の通り。

  • スズメバチの巣の近くにいくと、スズメバチが大顎をカチカチ鳴らして警戒する。そのときは、それ以上進んではいけない。
  • といっても、スズメバチの警戒音である「カチカチ」は、羽音にかき消されて聞こえない。
  • 香水やヘアスプレーの匂いはスズメバチを刺激する。
  • スズメバチはやっぱり黒いものに攻撃をかける。
  • スズメバチは赤色が見えない。
  • スズメバチは刺すだけでなく、噛み付く。
  • スズメバチは、刺したり噛んだりするだけでなく、毒液を霧状に撒くこともできる。
  • 毒液を撒き散らすので、ミツバチ用の網などを顔にかけているだけでは、毒を防ぎきれない。
  • スズメバチの毒が目に入ると、失明する。
  • 普通の服の上からなら、スズメバチはがんがん刺してくる。
というわけで、スズメバチに刺されないよう気をつけたい。





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