その2回目である今回は、またもや別の初心者を含むメンバーでのゆるい登山として計画をしたため、コースタイムは4時間以内に抑えたい。
そこで、紅葉の綺麗そうな近郊の低山に的を絞った。
候補としては、石老山、岩殿山、陣馬山の3つだった。
ここから絞り込むにあたって、
- 紅葉狩りの混雑を避けるため、バス移動の無いルートが良い。
- ランチタイムを長めに取るので、きっと体が冷えるだろう。下山後にお風呂で温まりたい。
- スニーカーでも大丈夫なルートが良い。
という条件で考えた。
すると、石老山は「1」に、岩殿山は「2」に引っかかる。
というわけで、陣馬山に決定した。
ルートは、相模湖駅から歩き始め、与瀬神社から登山道に入り、明王峠でランチ。その後、陣馬山のピークを経由して陣馬の湯に下山とした。
コースタイムは3時間ちょっと。
この短いコースタイムにこだわったのは、初心者の体力に配慮したのと同時に、ランチタイムを長めに取るためだった。
せっかく紅葉の低山に行くのだから、美味しいものをのんびり食べたい。
このため、食材と調理器具を入れるために、僕が担いだザックは70リットルだった。牧歌トレーニングにちょうど良いし、初心者のペースに合わせるにはこれぐらい担いだほうが良いのだ。
9:00過ぎ、相模湖駅に到着。
駅前は登山者で混雑していた。
皆同じようなことを考えるようで、やたら食料を担いでいるパーティが多い。
中央自動車道にかかる大きな歩道橋を渡ると、そこは与瀬神社の入口だ。
この歩道橋からの相模湖方面の眺望はなかなかのもの。
相模湖の向こうには、候補の1つだった石老山もはっきり見えた。
9:39、与瀬神社の鳥居をくぐる。
階段は随分上まで続いている。
一気にダッシュで登るも、連れの若い男子に負けた。
寄る年波には勝てないのか・・・。
階段の上には立派な拝殿が建っていた。
狛犬は普通。
お参りをしていると、見知らぬジイさんが話しかけてきた。
そのジイさんによると、この拝殿は比較的最近に焼失して再建されたものだそうで、建物として古いのは、社殿の隣にある建物(絵馬殿?)の方だとのこと。
で、その建物は修復中。
今年の初頭に降った大雪で屋根がひしゃげてしまったそうだ。
天井には何やらありがたそうな絵が描かれていた。
ジイさんがそんな解説をしてくれるのでありがたく聞いていたら、いつの間にか話はジイさん自身の自慢話に変わっていた。話に切れ目が無くて、話の切りどころが分からない。
5分程も聞いた頃だろうか、やっと一瞬話に切れ目ができたので、半ば強引に話を切って立ち去る。
登山道は、拝殿に向かって左側にあった。
9:53、登山口をやっと出発。
登山口からしばらくは、階段状の道が続く。
どこの山も、登り始めが一番キツイ。
早くも連れの1人の息が上がってきたので、ペースを落とす。ゆっくり歩くというのは、なかなか難しい。
次第に道はなだらかになってくる。
10:05、見晴台のような場所に出る。
その後も快適な登山道が続く。
10:20、子孫山ノ頭方面との分岐を通過。
このあたりからしばらく、杉林が続く。つまらない。
10:40、太平小屋らしき東屋に到着。
「山と高原地図」では、登山道の右手に見えるような書き方をされているんだけどなぁ。。。
太平小屋じゃないのかなぁ。
その後、道はすぐに尾根に近づき、植生も広葉樹が増えてきて開放感が出てくる。
10:57、林道を横切る。
林道を横切ってから明王峠までは緩やかな尾根道をたどる。
そして、明王峠の手前で再び階段になる。
11:13、明王峠に到着。
茶屋は営業中。
ここで、少し早いがランチ開始。
場所はこのベンチ。
今回のランチは寄せ鍋。
材料は、
- 鍋キューブ
- 鶏もも肉
- むきエビ
- 白菜
- えのき
- タラの切り身
など。
シメはうどん。
どうも見た目が悪い。
が、鍋キューブが思いのほか良い仕事をしてくれて、非常にスープが美味しかったのに加え、柚子こしょうを持っていったのが良かった。
やはり、しょうゆ系の味付けの鍋には柚子こしょうがよく合う。
ただ、ガスストーブでは安定感に不安があるため、アルコールストーブを使用して風防を五徳代わりに使ってみたのだが、火力が弱い。
やはり、鍋料理をするならSOTOのMUKAストーブあたりの購入を検討したほうが良いのかもしれない。
あと、深型のテフロン加工フライパンは安いし、食べ終わったあとの始末も簡単で良いのだが、取っ手がパッキングの際に凄まじく邪魔なので、ティファールの鍋かなんかを買ったほうが良いのかもしれない。
1時間半かけてのんびり食べ、再び歩きだしたのは12:46。
ここから陣馬山までの尾根歩きが、紅葉の綺麗な場所だ。
さっそく葉っぱが黄色い。
やはり尾根に出ると明るくて気持ちが良い。
すごく黄色い。
そして、空は青い。
良い尾根道。
向こうの尾根も紅葉真っ盛り。
13:19、栃谷尾根との分岐を通過。
陣馬山山頂への最後の上り。
13:21、陣馬山の山頂に到着。
すごく天気が良いのだが、この日は気温が高い小春日和だったため、地平線沿いは霞んでしまっていた。
ちゃんと見えたのは生藤山ぐらい。
風もなく日差しも暖かなので、日向ぼっこがてら、清水茶屋で柚子シャーベットを食べる。
やはりこの時期は柚子ですなぁ。
13:50、名残惜しいが下山開始。
陣馬山の山頂から分岐まで戻る。
栃谷尾根に入ると、杉林が多くなる。
ところどころで紅葉の広葉樹林が現れる。
14:27、小さな祠が見えてきた。
何の祠かはよく分からず。
ここから下ると、
すぐに里に出る。
茶畑がひろがっていた。
里から見上げる山は、紅葉真っ盛り。
山の中に居るよりも、外から山を見るほうが、実は紅葉は綺麗だったりする。
すでに道は舗装された生活道路となっている。
目指す陣馬の湯には3つの旅館がある。
そのいずれもが日帰り入浴を受け入れているが、その中で僕達が目指すのは陣渓園。
かの『ガキの使いやあらへんで』でロケ地となったという曰く付きの旅館だ。
そこへ向かう道のりは、民家のすぐ脇をすり抜ける生活道路をたどる。
幾つ目かの案内板を通過し、
14:58、陣渓園に到着。
お風呂は狭かったけど、宿の方々は親切で心地よかった。
残念ながら食事の類は取れないが。
入浴後は宿の送迎バス(ちょっとだけ有料)で藤野駅へ。
空腹だったが藤野駅前には何もないので、高尾で途中下車して飲食して帰宅。
こうしてOMM前の最後の軽い調整が終わった。
(その調整も、DNSで無駄となったが。)
ところどころで紅葉の広葉樹林が現れる。
14:27、小さな祠が見えてきた。
何の祠かはよく分からず。
ここから下ると、
すぐに里に出る。
茶畑がひろがっていた。
里から見上げる山は、紅葉真っ盛り。
山の中に居るよりも、外から山を見るほうが、実は紅葉は綺麗だったりする。
すでに道は舗装された生活道路となっている。
目指す陣馬の湯には3つの旅館がある。
そのいずれもが日帰り入浴を受け入れているが、その中で僕達が目指すのは陣渓園。
かの『ガキの使いやあらへんで』でロケ地となったという曰く付きの旅館だ。
そこへ向かう道のりは、民家のすぐ脇をすり抜ける生活道路をたどる。
幾つ目かの案内板を通過し、
14:58、陣渓園に到着。
お風呂は狭かったけど、宿の方々は親切で心地よかった。
残念ながら食事の類は取れないが。
入浴後は宿の送迎バス(ちょっとだけ有料)で藤野駅へ。
空腹だったが藤野駅前には何もないので、高尾で途中下車して飲食して帰宅。
こうしてOMM前の最後の軽い調整が終わった。
(その調整も、DNSで無駄となったが。)
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