このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年12月23日月曜日

購入 : Black Diamond (ブラックダイヤモンド)「Z-POLE ULTRA MOUNTAIN FL (ゼットポール ウルトラマウンテンFL)」 (インプレッションの追記あり)

もともとトレッキングに使っていたPAINEのトレッキングポールが、僕の手入れが悪いばっかりに、縮んだ状態から伸びなくなってしまった。
必要十分なシンブル構造で気に入っていたのだが、無念である。

年末年始の登山に向けて、スノーバケットを取り付けられるトレッキングポールを用意しなければならないので、いろいろ検討した結果、強度、本体重量、価格の総合バランスを考えると、Black Diamond (ブラックダイヤモンド)の「Z-POLE ULTRA MOUNTAIN FL (ゼットポール ウルトラマウンテンFL)」しか考えられなかった。

Zポールなので、3つ折りになる仕様だが、強度は同社のトレイルシリーズやアルパインシリーズと同じぐらいとのこと。
しかも、4シーズンの利用を前提としているため、スノーバケットも標準で付いてくる。
標準のバケットでも、スノーバケットでも、3つ折りにした時にまとまりが良いように、バケットの窪みにポールが収まる設計だ。
また、上の写真でも分かるように、レバー1つで長さを調節できる。長さは105cm~125cm。

先っぽは、カバーを外すと雪道仕様。
だけでなく、付属の別パーツで、ウルトラディスタンスみたいな先っぽに換装可能。

さあ、年末年始が待ち遠しい。



(2014.1.5追記)

正月の燕岳登山でさっそく使ってみました。

結論から言うと、非常に残念な使用感。

ポールの接続部が非常に抜けやすく、雪面についてそのまま引き上げると、石突き部分が雪面から抜けるのではなく、ポールの接続部が抜けるという状態が10歩に1回発生するという状況でした。

写真↓は、その状況を写したもの。

2本合わせて4箇所の接続部があるわけですが、そのうちの1箇所がこうなるのであれば不具合の可能性が高いと思います。が、4箇所全てで同程度の頻度で発生するので、まさか仕様じゃなかろうなという疑いすら抱いてしまいました。

また、雪面から抜こうとした場合ばかりでなく、歩くのに合わせて前後に振るだけで接続部が抜けるという状況も度々発生しました。
北アルプス三大急登の燕岳・合戦尾根を登るときに使用したので、ブンブン振り回せるほどのスペースもありませんし、歩くスピードも遅いので、無雪期のなだらかな尾根歩きで使うような振り回し方もしません。それでこんなに抜けてしまうのであれば、ノルディックウォーキングにはとても使えないでしょう。

これが不具合なのか仕様なのか、販売元に問い合わせてみようと思います。

とはいえ、同じZポールシリーズのウルトラディスタンスは、トレランの際に使用しても接続部がスッポ抜けるようなことは1度も無かったので、さすがに仕様ではないと思っていますが。

経過はまたこのブログ場でご報告いたします。


(2014.1.8追記)

販売元のロストアロー様から、丁寧なご回答をいただきました。

全ての接合部を接続した後、グリップの下を目いっぱい伸ばすと、ストッパーが出てきて固定される仕組みでした。それが説明書から理解できず、ストッパーによる固定をしないままに使用していたために、上記のような状況となったわけです。

メールでの回答を貰ってから説明書をよくよく見直し、やっと説明書に記載されていることの意味が理解できました。

ということで、今後の山行では問題無く使えそうです。


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