このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年12月15日日曜日

山行記 : 2013年12月7日 西丹沢 下棚、本棚 滝を見に

滝マニアの同僚に誘われ、西丹沢の畦ヶ丸の東側斜面にある2つの滝、下棚(しもんたな)と本棚(ほんだな)に行ってきた。
畦ヶ丸の山頂には行かない。

9:13、小田急線新松田駅に到着。
9:35発の西丹沢自然教室行きのバスに乗り込む。

我々の他には5、6人のお年寄りの一行が居るだけで、空席が目立つ。
そのお年寄りたちも大野山入口バス停で降りてしまい、丹沢湖バス停以降は、乗客は我々だけになってしまった。
この時期の丹沢はヒルもおらず、非常に良い季節なんだけどなぁ。

そうして1時間以上バスに揺られ、西丹沢自然教室に到着する。

寒いとばかり思っていたのに、日差しがとても暖かい。

登山計画書を提出して出発前に情報を確認する。

10:45、出発。

この時期の新松田駅-西丹沢自然教室間のバスは、極端に本数が少ない。
現実的にここに戻って来れる時間を考えた場合、14:40のバスに乗ることになるのだが、普通に歩いてしまうと時間を持て余してしまう。

のんびりと、景色を楽しみながら歩く。

歩き出して早々に吊り橋を渡る。

沢は、夏に見たときよりもより透明度を増しているように見えた。

吊り橋を渡ると、針葉樹の植林地が少しだけある。
すぐ先に、流木の塊があった。

10:53、最初の砂防ダムが見えてくる。
この砂防ダムを、急な階段で越える。

砂防ダムを越えると、広い河原が広がる。
この河原に広がる岩石は、パッと見は花崗岩に見えるのだが、あとで西丹沢自然教室の展示を見ると、花崗岩ではなく、石英閃緑岩という岩石だそうで。

沢はゆったりした流れで、その沢を簡素な橋で何度も渡る。

川は青みががった透明。この時期なので、余計に澄んで見える。

11:03、2つめの砂防ダムが見えてくる。
この砂防ダムは階段ではなく、坂道で越える。

2つめの砂防ダムの向こうは、渓流っぽさが増す。



広い河原を歩くことも多いので踏み跡が分かりにくい場所もあるが、頻繁に道標があるので、注意を怠らなければ迷う心配は無い。

たびたび渡渉を繰り替えす。

11:13、3つめの砂防ダムが見えてくる。

この砂防ダムを越えると、沢はますます渓流っぽさが増す。

11:26、4つめの砂防ダム。

この砂防ダムを越えたすぐ先に、テーブル兼ベンチが設置されていた。

11:37、この橋を渡らずに、沢沿いに左に入って下棚に向かう。

下棚へのルートは、登山道があるわけではなく、なんとなくな踏み跡を辿って、沢沿いに歩く。

登山道から離れて歩くこと5分、滝が見えてきた。

11:42、下棚に到着。
高さはなかなかだが、斜度が緩やかで静かな美しい滝だ。

しばらく堪能した後、登山道まで戻り、再び上流に向かう。

11:58、本棚への分岐に到着。
道標では本棚への誘導があるものの、もちろん道があるわけではない。
下棚同様、微かな踏み跡を辿って遡行する。

12:03、ついに本棚到着。
飛沫がえらい勢いでほとばしっている。

正面に回ると、
すごい水量と飛沫。
明らかにここだけ気温が低い。

でも、素晴らしい滝の姿に立ち去り難くなり、ここでランチ。
持ってきた防寒具を全部着込む。
(これが悪かったのか、治りかけていた風邪が翌日以降急に悪化した。)

13:00、名残惜しくはあったが下山開始。
バスの時間までかなり余裕があったため下棚に再度寄ってみたが、本棚の後では迫力に欠ける感が否めない。

14:00、西丹沢自然教室に戻る。

バスまで時間があったので、西丹沢自然教室内で、展示物などを見る。

暖炉の火にホッとする。

展示物を見ているうちにバスの時間になった。

来る時のバスはガラガラだったのに、帰りのバスは全ての座席が登山者でほぼ埋まっていた。どこから出てきたのだろう?

こうして滝を見物するだけの山行が平和理に終わった。


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