このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2015年4月25日土曜日

山行記 : 2015年4月18日 奥高尾 花見登山

知人が上京するに際して、高尾山に行ってみたいと言う。
もちろん、僕にそんなことを言ってくるということは、単に観光地としての高尾山に行きたいということではなく、登山志向の高尾山を堪能したいということである。

というわけで、コンパクト、かつ、山気分を味わえ、さらに観光気分も満たせるルートとして、以下の経路を計画した。

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スタート : 小仏バス停

経由 : 景信山→城山→高尾山→薬王院→ケーブルカー→高尾山口駅

ゴール : 高尾の湯ふろっぴぃ
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9:32、定刻どおりに高尾駅に到着。
駅はめちゃめちゃ混んでいた。

トイレ等を済ませ、小仏行きバスに乗ろうとするも、長蛇の列。
とても乗り切れる気がしない。
そこで、さっさとタクシーで景信山の登山口までタクシーで移動することにした。

タクシーの運転手さんによると、本日はもう登山口まで4往復したとのこと。

そんなタクシードライバーの運転で、小仏バス停を通過し、景信山登山口に車を横付けする。
準備を整え、10:14、出発。

登山口付近から早速花が。

木々にも次第に新緑が芽吹き、すっかり春めいてきていた。

連れの発汗が尋常じゃないので、のんびりペースで歩く。
稜線を吹き抜ける柔らかな風が、火照った体を冷やしてくれる。

10:49、小下沢への分岐に到着。
分岐にはきれいなヤマザクラが満開だった。

景信山への最後の階段。
山頂はもう少し。

11:06、景信茶屋のそばのヤマザクラもきれいに満開。

が、例によって、より山頂に近いかげ信小屋のほうに向かう。
11:07、景信山登頂。

山頂からの景色は、春霞が濃くて微妙な感じ。

さて、ここで、少し早めながらランチにした。

ガーリックトーストと
トマト風味のポトフ。
そして乱雑なランチ風景。
どうも僕は、整理整頓の才能がない。

結局2時間近くランチに費やし、13:00に山頂を出発。
景信茶屋の脇を抜けると、例によって犬が寝ていた。
やる気の無さがラブリー。

景信山の東側からは、相模湖も見える。

景信山から下り始め地点で、スミレの群生も見つけた。

なだらかな稜線まで降りると、ヤマザクラが満開だった。

13:30、小仏峠もヤマザクラが満開。
今日も登山詳細図の販売に精を出されていた。

13:44、城山に登る階段に差し掛かる。

13:51、城山山頂に到着。

城山といえば、たくさんの花に囲まれた山頂でもある。








ひとしきり花を堪能したあと、高尾山に向かって歩き出す。

14:54、一丁平展望台に到着。

霞みすぎて、富士山が見つけられず。

15:00、一丁平園地に到着。
3月末には工事中だったのが、すっかり綺麗になっていた。
でも、やっぱりなんかショボい。

園地の先、もみじ台との鞍部に咲くツツジは今年も健在だった。

15:14、もみじ台への階段に取り付く。

もみじ台直下の展望箇所のヤマザクラも満開。

なぜか猫も現れた。

15:27、もみじ台に到着。

15:30、高尾山へ登る石段に取り付く。

15:35、高尾山の山頂に到着。
山頂のビジターセンターが再オープンしていた。

ここからは、一号路を下ってケーブルカーの駅へ。
せっかくなので天狗焼も食う。

高尾山口駅に着いてみると、工事もすっかり終わって、えらく綺麗になっていた。
ずいぶん雰囲気も変わった印象。

こうして花見登山は終わった。



2015年4月20日月曜日

【ニュース】白馬岳4人遭難死 山岳ガイドに有罪判決

2006年10月、ガイド登山で白馬岳に登っていた女性4人が遭難死した事故で、ガイドの男性に刑事事件として有罪判決が下されました。

「白馬岳4人遭難死 山岳ガイドに有罪判決」(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150420/k10010054391000.html


事故当時の報道について詳しく記載されているブログ記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

「2006年の白馬岳4人死亡事故、ガイドを書類送検」(ブログ「お山へ行こう!)
http://lcymeeke.blog90.fc2.com/blog-entry-2133.html


また、2013年に書類送検された際の解説が、長野県山岳連盟のホームページに掲載されているので、こちらもリンクを貼っておきます。

「白馬岳遭難ガイド書類送検」
http://www.naganogakuren.net/scrap/2013/2013.12.21%83K%83C%83h%8F%91%97%DE%91%97%8C%9F.htm

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ガイド登山における責任問題については、昔から随分と裁判沙汰になることがあるけれど、刑事告訴は珍しいらしい。

ガイドの法的責任が問われるたびに思うのだが、ガイド登山におけるツアー中止の合理的判断が、もう少しガイド業界としてノウハウ化されてもいいんじゃないだろうか。

というのも、ガイド側からすれば、ツアーを中止しようにも、参加者から「契約不履行だ!」などと言われるとなかなかキツいだろうし、同時に、なんでもかんでも中止判断にしてしまうガイドに当たってしまったら、参加者もつらいだろう。

さまざまな遭難報告を読むにつけ、ガイド登山では「総合判断」という名の、ガイド個人の経験と勘に頼る運用をしているように思えて仕方が無い。(ガイドになるための資格試験があるにしても、だ。)
それだと、常に合理性の罠が付きまとう。
人は、俗人的でブラックボックス化された判断には常に疑問を抱くものだ。ツアー参加者から投げかけられるその疑問を、ガイドが現場で一身に背負わなければならないというのは、ひどく重荷であろう。

その負担を減らし、俗人的な判断の罠にはまらないためにも、山岳ガイド業界としての具体的指針やガイドラインを明確にすべきじゃないだろうか。

おそらく、「その場の状況は、そのときでいろいろ異なるのだから、そんな指針やガイドラインなんて決められない」という反論があるだろうが、そんなもんは何でもそうである。何も、登山だけが特別じゃない。
そもそも事前にツアー中止条件を具体的に契約で取り交わしていないのが、ガイドにとっても足かせになっているのではないのか。

契約とはノウハウである。
いかに事前にお互いが納得できる契約を結び、トラブル時に円滑に処理ができるよう事前にコンセンサスを取れるかは、ガイド個人や旅行会社(山岳ツアーなんて零細旅行会社ばかりだろう)単体でそのノウハウを十分に蓄積できるものではない。
であれば、山岳ガイド業界として、ノウハウを集積してガイドラインを決めるべきではないのか。


「山は自己責任」とは、ちょっと山をかじった者であれば皆耳にしたことがあるだろうし、本来の登山者の姿でもある。
が、ガイド登山の客に自己責任を求めるのは、実態として無理がある。わざわざ金を払ってツアーに参加しているのだから、どうしたって「客」という自己意識が働く。
本当に「自己責任」で登ろうという人は、ガイドなんて頼まないのだ。


このような事故が繰り返されないよう、また、ガイドの負担を減らす意味でも、ガイド登山の参加者に一人前の登山者としての自己責任意識を期待することなく、ちゃんと契約関係で処理できるように、ガイド業界全体でノウハウの蓄積と体系化に取り組んで欲しいと思うのである。


あくまで門外漢の素人のたわごとでしかないし、もしかしたらすでに現在ではそのような対策が採られているのかもしれないが、トムラウシの遭難の報告書を呼んでも、ガイド協会のホームページを見ても、このような対策については一切触れられていなかったので、書いてみました。


Outdoor Research(アウトドアリサーチ)「ENDURANCE GAITERS(エンデュランスゲイター)」

無雪期のゲイターを探していた。
できれば、あまり長くないほうが良い。
そんわけで、いろいろ検討した結果、アウトドアリサーチのエンデュランスゲイターを購入してみた。
素材はハードシェルタイプではなく、ソフトシェル素材でストレッチする。
それを、外側から内側に巻き込むように配されたジッパーとベルクロで固定する。

奥多摩で使ってみたが、悪くは無い。
が、僕のふくらはぎが太いようで、L/XLサイズを購入したにもかかわらず、一番上までジッパーが閉まらないという状態。
みんなそんなにふくらはぎ細いの??

また、ソフトシェル素材とはいえ、やっぱり多少蒸れるようで、ゲイターを外したあと、登山靴がちょっと湿っていた。
(↓登山靴の足首周りに色が濃い部分があるのは、蒸れて湿っていたため。)

もうちょっと使ってみて、様子を見てみたい。


山行記 : 2015年4月12日 奥多摩・鋸山~御前山 縦走

会社の若者が、「ソロで登山ができるようになりたい」と言い始めた。
このまま放っておくと、スキルの無いままホントに1人で行ってしまいそう(そして逝ってしまいそう)だったので、登山に必要なスキルを教えるべく、レクチャー登山に連れて行った。

どうせ行くなら、自分が行ったことのないルートで、かつ、落ち着いてレクチャーを行えるぐらいのコースタイムで設計したい。
そう思い、奥多摩駅→鋸山→御前山→境橋 というルートにした。
鋸尾根はアップダウンを繰り返す、なかなかキツいルートだと聞いていたので、楽しみにして出発した。

が、なんと新宿に向かう山手線がストップ。
そう、鉄柱が京浜東北線の線路に倒れて不通になったのだ。
絶望のうちに渋谷駅で山手線を下車。タクシーを拾って新宿に急いだ。なんとか、新宿発7:46のホリデー快速おくたま1号に乗りたい!
タクシーのお釣りを受け取るのももどかしいため、釣りを受け取らずにダッシュ。新宿駅南口改札にたどり着いたのは7:46。
改札で連れをピックアップして走ったが、タッチの差で間に合わなかった・・・。恨むぞJR。

そんなわけで、普通の快速電車で奥多摩を目指す。
この時点で、奥多摩到着時刻が30分の遅れである。

奥多摩駅に到着後、バタバタと身支度を整え、出発したのが9:05。
駅舎の樋には知らん野鳥がとまっていた。
(よく見たら、屋根の上にキビタキらしき姿も写っていた。)

この日の天気は、前日までのグズついた天気が嘘のように好天。
しかも、翌日以降の天気予報はしばらく雨がつづくという状態で、まさにこの日だけピンポイントで晴れたという、登山には貴重な晴れ間であった。

9:11、登山口に到着。
登山口には分かりやすい鳥瞰図も。

登り始めてすぐに道祖神が現れる。

9:20、分岐が現れる。
「奥多摩東部登山詳細図」にも無い分岐なので、やや戸惑う。

先に進むと、不意に現れる謎の彫像。
随分荒削りな感じだが、いったい何故こんなところにこんなものが、、、

と思っていたら、広場に出た。
この広場の周囲に、上記のほかに何体かの似たような彫像があったので、この広場のコンセプトがそういうことなのだろうと無理やり納得することにして、足早に立ち去った。

この季節の低山は、いろいろな花が咲く素敵にのどかな佇まいで、幸せになる。



ただ、僕のコンデジではなかなか再現性が低く、ピントすら上手く合わせられないことも度々で残念な思いをする。今年こそ、デジタル一眼レフを購入するか・・・。


9:25、ついに愛宕山に続く急な長い石段が現れる。
何が恐ろしいって、途中の踊り場から斜度を増しているのが恐ろしい。

踊り場まで上がったところで、この傾斜を再現しようと思い、手すりを写真に収めてみた。
50度ぐらいあるんとちゃうか、これ。

ひぃひぃ言いながら最上段まで上ると、そこは岩っぽい登山道だった。
その先には、愛宕山の山頂の塔が見えてくる。

9:33、愛宕山の山頂に到着。

ここからは一定の見晴らしがあるので、連れの読図の訓練に、眺望の範囲にある山の同定の仕方を教える。

なお、連れは「同定」と聞いて、
「ドウテイ・・・?」
と言ってニヤニヤしていた。どうやら、下半身の話だと思ったらしい。バカモン。こんな朝早くに下半身事情を唐突に語り始めるわけが無かろう。
地図を見ながら山を特定することだと説明し、地図とコンパスに向かわせた。
この連れが自立したソロ登山者になるまでは、もう少し時間がかかりそうだ。

結局、本仁田山や三ノ木戸山などを特定した。

この境内にはツツジも咲いていて、青空とのコントラストが楽しめた。
春だなぁ。

境内の向こうにも岩っぽい道が伸びる。

鳥居はこっち側にあった。

鳥居を抜けると、舗装された道に出る。
ここが登計峠だ。

登計峠から200m程度入ったところから、再び登山道となる。

登山道に入ってすぐは、なだらかな尾根道だが
それもすぐに勾配を増す。
トレーニング不足の身にはなかなかキツい道に、みるみる汗が噴出してくる。

9:57、鉄塔が現れる。
鉄塔のすぐ足元では、少し太めの白人が2リットルペットボトルから直に水を飲んでいた。そのペットボトルの水は、すでに半分ほどになっている。
この人がどこまで行くかは分からないが、水は保つのだろうか。

ここでも我々は足を止め、連れに地形図を見るように伝える。
地形図で描かれる送電線と鉄塔の印を教えて現在位置を確認するとともに、鉄塔と送電線は地形図に描かれていない可能性も併せて教える。

鉄塔を過ぎても、傾斜は急になったり、緩やかになったりを繰り返す。

10:17、細い尾根に出る。
やわらかく陽光の降り注ぐ、快適な尾根歩きだ。

10:19、細い鉄の階段が現れる。
これを見て連れが「これがハシゴですか?」と聞いてくるが、いや、これはハシゴには見えんだろ。
今度、ハシゴのある所に連れて行って実地に教育をせねばなるまい。

階段の先には小ピークがあり、祠が建てられていた。
石碑に彫られているのは大天狗と烏天狗だったが、ここは天狗信仰の場なのか?
たしかに、いくばくか岩っぽく切り立っていたりするので、修験道の修行に用いられていても不思議ではない。今度調べてみよう。

小ピークからはいったん急斜面を下がり、再び急斜面を登り返す。
これをハシゴだと勘違いするのは、ある程度止むを得ないかもしれない。

ハシゴの上は、やはりちょっと岩っぽい、奥多摩湖南西方山域らしい登山道が伸びていた。

10:31、鎖場の手前で、鎖場を巻く道との分岐が現れる。
この鎖場は鋸尾根唯一の難所と言える場所なので、それに巻き道が着いているというのは親切設計と言うべきだろう。

もちろん、我々は鎖場へ向かう。
鎖場はすぐに現れた。
そこに、若い男女のペアが現れる。
溌剌とした女性と、寡黙な男性だ。
女性のほうが、鎖場が見えている範囲で終わりなのか、それともその先にさらに伸びているのかをしきりに気にしていた。
残念ながら僕もここに来るのは初めてだったので、答えを持ち合わせていない。
止むを得ないので、僕が先に行って様子を見ることにした。

ホールドとなるのは岩と木の根だが、木の根は見事に磨かれていて滑りやすくてスリリングである。岩のほうは、ホールドとしては小さいものの、しっかりとしていて崩壊の心配は無さそう。

上まで到達すると、鎖場はそこで終わり。鎖1本の鎖場だった。
下で待っている連れと男女ペアに、鎖場はここまでである旨を伝える。

鎖場の上にはちょっとした広場があり、巻き道もここで合流していた。

ここからは、石尾根方面の展望がすばらしかった。

ここで連れに、ここから見える山の同定を促す。
その間に、若い男女のペアは先に鋸山へと向かっていった。

こちらもひとしきり山の同定をした上で、鋸山に向かう。
すぐに登山道は傾斜を増し、またもや、しつこくて長い階段状になった。

10:55、道標には、鋸山まで1.5kmの表示。
奥多摩駅からもう4km近く来たのか、と驚く連れ。
でも、これはたぶん地図上の距離だから、実際に歩く距離はこの先もうちょっと長いのだよ。

829ピークを過ぎてからの広い尾根は、次第に幅の狭い尾根となっていく。

そして、たまに険しい。

11:22、1046ピークに到着。
ナイス三角点!

ここからはしばらく、なだらかな地形が続く。

途中、道端に溶け残った雪を見つける。
数日前に降った雪だろう。
でも、まさかこの時期の奥多摩の標高1,000mそこそこの場所で雪を見ることになるとは。

11:32、御前山へ向かう稜線に降りる分岐が現れる。
ここで降りてしまったら鋸山の山頂を踏めないので、当然直進する。

鋸山への最後の上りをふぅふぅ言いながら歩き、11:35、鋸山の山頂に到着。
ここでしばしのランチ休憩。
が、さっきまで照っていた太陽が急に姿を隠してしまった。寒いぞ。
しかも、出発前にセブンイレブンで淹れた持参したコーヒーは、こんなときに限ってアイスだ。テルモスの中でキンキンに冷えっぱなしだ!
完全に気温を見誤った。

11:55、寒さに耐えかねて、早々に出発する。
が、山頂から御前山方面に直接降りるルートが見つからない。
オロオロしていると、近くにいたオッチャンが、
「そっちかこっちかから回り込むんだよ。」
と教えてくれた。
あれー?地形図にあるこの線は何なんだろう?と思いながらも、上ってきた道とは反対側の道を降りてみた。
(後でよく見てみたら、その線は登山道ではなく、県境をあらわす線だった。。。)


鋸山の山頂から南側に下る斜面は、けっこう急。

12:03、御前山の稜線に向かう分岐に到着。

稜線に向かうトラバース道はけっこう細い。

12:08、鋸山北側からのルートとの合流点に到着。
鋸山北側からのルートのほうが、道が整備されてそうな気配。

12:12、鋸山林道に出た。

大ダワには、駐車場もトイレもある。
ここまで自転車で上がってきている一段も居た。物好きだなぁと思って見ていたが、考えてみれば、向こうから見たら我々も物好きに見えるのだろう。

大ダワから再び登山道に入る。
御前山へのルートは左の階段状の道だが、謎の分岐が右に伸びている。
後で調べて見たら、鋸山林道をショートカットする登山道だった。どっちにしろ、今の我々には用が無い。

地形図によると、このすぐ先に避難小屋があるはずなのだが、その地点にたどり着くと、整地された空き地しかなかった。

ここから先、しばらくなだらかな尾根道が続く。

12:26、ベンチが現れる。

ここからしばらく進むと、巻き道との分岐が現れ、それを無視して尾根を歩くと、えらい急斜面になってしまった。
なんでこんな斜面に取り付いてしまったのか、後悔しつつ登る。

そしてついに、12:41、ピークにたどり着いた。
ただの名も無いピークだと思っていたら、鞘口山だった。
やっぱりちゃんと地図見ないとダメだ。

そこから25分、小さなアップダウンを繰り返して道標に目を向けると、なんとそこには「クロノ尾山」の文字が。
まるでただの登山道のようだ。
(連れは完全に素知らぬ様子で通り過ぎていた。)

御前山も近付いてくると、パラパラとカタクリの花が咲いていた。
群生というには疎ら、点在というには密集しているような、微妙な咲き方をしていた。うーむ。

その後もダラダラと続く尾根道。

13:35、分岐。

3分後に、避難小屋と山頂との分岐が現れる。

ここでなぜか、避難小屋に向かってしまった。

12:39、避難小屋に到着。
軒下に大量の雪が残っていた。すげー。

で、ここから折り返して、御前山の山頂に向かった。

御前山への道は、どろどろ。雪もいくばくか残っていた。

13:48、御前山の山頂に到着。
山頂にはけっこう人も居て、レジャーシートを敷いてピクニック気分のようだ。
が、こちらはあんまりのんびりもせずに下山開始。

13:58、分岐に到着。

13:59、避難小屋到着。
中を覗いてみた。
例によって綺麗に保たれている。
中を確認したら、あとはさっさと下山するのみ。
栃寄の沢に向かう。

14:08、ちょっと開けた場所に出た。
「湧水の広場」というらしい。

14:16、「体験の森」という道標が現れる。
この道標の示す「カラマツの広場」には、東屋が建っていた。

14:25、林道に出た。
割と雑な道標。

さらに下って栃寄の滝方面に向かう登山道が現れたが、
閉鎖中。
倒木が激しいとのこと。

仕方が無いので、舗装された林道を歩く。
この時点で、心は既に下山した気分。
登山モードが完全にオフられた。

15:01、車止めに到着。

ただただ思考を停止して舗装道路を歩き、15:43、境橋のバス停に到着。

こうして今回の山行は終わった。