このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2015年9月22日火曜日

山行記 : 2015年9月12日 瑞牆山 久しぶりの快晴

奥秩父に登らずんば登山者にあらず。

というわけで、今年も瑞牆山に登ってきた。
今回は、会社の若手2名と一緒に、トレランシューズで軽快に。
内1人は今回が初登山だが、しょっちゅうフットサルばっかりやってるヤツなので、体力的には問題無かろう。


さて、この日、朝6時前に東京湾を震源として、最大震度5弱の地震が起きた。
その影響で、在来線の各所で電車の遅延が発生し、新宿7:00発のスーパーあずさも8分遅れで出発した。
久しぶりの晴れの週末のせいか、車内はすさまじい混みよう。

韮崎駅には15分遅れで到着した。
果たして、瑞牆山荘行きのバスには乗れるのだろうか。

すると、なんと臨時便が出ていた。
無事ギリギリで乗れ、瑞牆山荘に向かった。

10:03、瑞牆山荘に到着。
バス停付近にはボルダリングのマットを担いだボルダーがウロウロしていた。
そうか、この辺にも随分ボルダーが進出してきているのだな。

我々も身支度を急ぎ、5分後には出発した。
登山口には相変わらずの「熊出没注意」。

登山口近くの沢も、昨日までの雨の影響か、水量が多い。

10:23、林道を横切る。

10:31、稜線に出た。
木々の隙間から、瑞牆山が見えた。

ミズナラの尾根を歩く。

10:38、富士見平小屋直下、水場への分岐に到着。
せっかくなので水場に寄る。
顔を洗ってサッパリしてから富士見平小屋へ。

連れの若者2人は休憩が不要そうだったので、そのまま瑞牆山へ向かうことにした。
出発してすぐ、こんな看板に出くわす。
去年はこんなの無かったけど、立小便するヤツがたくさんいたんだろうか。。。
イヤだなぁ。。。

なお、このへんは日陰になりやすい場所なので、ややジメジメ。
キノコなどもたくさん生えていた。
これなんか、食べると絶対1upするヤツに違いない。
食わないけど。

道はいったん、小川山への分岐を経て、天鳥川へ降りる。

11:06、天鳥川に到着。

やはり水量が多い。

ここでランチタイムにする。
なんだかヨセミテのよう。行ったことないけど。
まるで別天地のようなこの景色の中で食べれば、コンビニのおにぎりだってこの上なく美味い。

20分ほどランチ休憩をして、いよいよ瑞牆山頂に向けての上りに取り掛かる。

川からすぐの場所に、割れた大岩がある。
連れの2人はこの場所に来るのが初めてだったので、岩の大きさに圧倒されていた。

11:32、最初の鎖場が現れる。
その脇を流れる沢は、いつもならこんなに水量が多くない。
まるでナメ滝だ。

その後も、瑞牆山らしい岩がゴロゴロの登山道が続く。

11:48、2つめの鎖場。

その後もどんどん険しくなっていく。

12:04、大ヤスリ岩の基部に到着。
割れた大岩を見て唖然としていた連れ2人は、これを見て言葉を失っていた。
これもクライミングのクラシックルートだと教えたら、さらに絶句していた。

大ヤスリ岩を回り込んで、標高を稼ぐ。

次第に木々の間から、遠くの山が見えるようになってきた。

どんどん険しくなる。
連れの1人が初登山だったので、このような岩っぽいところは大丈夫だろうかと心配したが、問題なく楽しんでいるようだった。
まあどっちにしろ、小学校の学校登山なんかも行われるような山だし、問題ないだろうな。

12:17、大ヤスリ岩に取り付いている人がいた。
そうか、この辺から取り付くのか。
取り付きからいきなりクラッククライミングなんだなぁ。。。

こちらはこちらで、岩の回廊をズンズン登る。
迷路のような岩の登山道だ。
実際、油断していると、「あ、こっちじゃなかった」なんてことになりやすい。
そうなっても道迷いが発生するようなルートではないのだが。

大ヤスリ岩のテッペンよりも高いところまで来ると、
 乗越はもう目前である。

12:26、乗越に到着。

ここからは山頂の北面を回り込む。
陽が差さない場所なので、全体的に湿っている。
特に昨日まで大雨が降っていた影響で、いつもより余計に水分が多いような気がする。

鎖場を越え、
ロープを越え、
ハシゴを登り、
山頂へ!
この光の向こうに、山頂がある。

12:30、瑞牆山の山頂に到着。

まず眼に飛び込んでくるのは金峰山。

雲の向こうには南アルプス。

八ヶ岳も、雲間から見えたり隠れたり。

眼下では、大ヤスリ岩に登るクライマーたち。

開放的な山頂では、おそろいの帽子(幼稚園の体育でかぶるような)をかぶった5~6人の幼児が元気に騒いでいた。
幼稚園の登山?! 自力で登ってきたのか??
家族連れの幼児はちょくちょく見かけるが、このパターンは初めてで動揺する。

結局ダラダラと山頂に滞在したが、いつまでも下山せずにいるわけにもいかないので、30分以上滞在時間した後に下山を開始した。

ガンガン下る。

大ヤスリ岩では、先ほどリードだった人が、二番目のクライマーをサポートするために、確保無しでは立てないようなところに斜めになって立っていた。
まともな神経じゃない。

引き続きこちらは、迷路のような岩の登山道を歩く。

鎖場が現れる少し手前で、さっきは気付かなかった立派なベニテングダケを見つけた。
なんともフォトジェニック。
食わないけど。

14:09、天鳥川に到着。

ここからは特に見るべきものも無いので、スピードを速めることにした。
軽いトレランのペースで富士見平小屋を目指す。

14:28、富士見平小屋に到着。

14:54、瑞牆山荘に到着。

こうして、行動時間約5時間、実質歩行時間約4時間のプチ登山が終わった。

なにげにこれが今年初めての奥秩父だったりする。
今年中にまた奥秩父の山を訪れることはできるだろうか。


(了)




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