このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2012年9月14日金曜日

山行記 : 2012年9月8日~ 燕岳ピストン 余話

今回の燕岳山行は、土曜の朝に東京を出て日曜には東京に帰るという慌しいものだったが、天気にも概ね恵まれ、大変楽しいものとなった。

本編には書かなかったが、いろいろと面白い話を見聞きしたので、余話として記載しておきたい。


【ニホンザル】

穂高駅から中房温泉の道すがら、ニホンザルの群れを見た。
行きも帰りも見たので、サルの縄張りらしい。

タクシーの車内から見た子サルは可愛かったが、タクシーが通っても車道の真ん中に座り込んでいる様は、人間を恐れない野性を感じた。

2ちゃんねるの北アルプススレにも、こんなレスがあった。
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/out/1343709603/378

タクシーの運転手さんが言うには、このあたりを縄張りにするサルは寒くなってもあまり人里には現れないが、もっと低い土地を縄張りにするサルは、日常的に畑を荒らすそうだ。
夏はトウモロコシやカボチャ、秋は(なんと!)稲穂、もう少し季節が下るとリンゴを片っ端から食い荒らすそうな。


【クマ】

タクシーの運転手さんいわく、我々を乗せた前日に訪れた客宅では、玄関の柱におびただしいクマの爪痕があったそうな。
玄関の軒先にあったハチの巣を狙ったものだろうと。
今年はやはり、クマの動き出しが早いそうだ。
乗鞍の畳平バスターミナルでの事故なども記憶に新しいので、クマに対する警戒は怠るべきではないだろう。


【イノシシ】

タクシーの運転手さんによると、最近、中房温泉付近でもイノシシが出没するそうだ。
「ちょっと前まではこのへんにイノシシなんかいなかったんだ」という、運転手さんの言葉は重い。
やはり狩猟圧は必要なのではないかと感じた。


【スキヤキ】

燕山荘の屋外テーブルで、男性2人連れがスキヤキをしていた。
それも、シラタキやエノキダケなどを入れた本格的なスキヤキで、底の浅い鍋(というかフライパン)で作る関西風と見られるスキヤキだった。
その2人は、あまり会話をする様子も無く、ひたすら黙々とスキヤキを食べていた。
しかも、そこから流れるように焼肉に展開し、その後野菜を炒め始めたかと思ったら、そこに麺を投入して見事なヤキソバを作っていた。
全ての工程に無駄が無く、言葉を交わさずともお互いに通じ合っているかのような阿吽の呼吸だった。
いったい彼らのこのスキームは、どのような過程を経てこれほどまでに洗練されたのか。
彼らの食材の入っていたヨークマートのビニール袋が風に棚引くのを見ながら、深く考えさせられた次第だ。


【燕Tシャツ】

燕山荘の売店で「燕」一文字がプリントされたTシャツを買おうとしたら、すでにレディースのS、Mサイズしか残っていないとのこと。
4,200円という価格設定をモノともしない売れ行きなんだなぁと感心するとともに、昨年購入を迷った挙句に買わなかったのが如何に失策であったかを思い知らされた瞬間だった。
ただただ無念である。
これでまた、燕岳に宿題が残った。


【ソフトバンクの電波】

電波が貧弱なことで有名なソフトバンクの携帯電話だが、なんと燕山荘では場所によって電波が届いた!
おかげで、iPhoneを使って、燕山荘にてFacebookのチェックインができた。
中房温泉では圏外だったけど。
ちなみに、auは中房温泉でしっかり電波が入ったので、タクシーを呼ぶことも支障なくおこなえた。



とりとめのない話を書き散らかしたが、やはり山は良いということで。



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