このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年8月25日日曜日

山行記 : 2013年8月20日~8月23日 槍ヶ岳~大キレット~穂高縦走 計画概要と0日目

今年は、夏休みを夏の間に取得することにした。(去年は10月だった。)
問題は、その夏休み期間にどこの山に行くかだ。
なにしろ、この夏唯一のソロ登山なのだ。目いっぱい充実した山行にしたい。

際限なく挙がる候補。

後立山。
八方尾根から上がって、唐松~五竜~鹿島槍~爺の縦走もいいし、白馬の大雪渓もいいなぁ。

飯豊連峰。
南東北出身の僕としては、飯豊は特別な山だ。
高校の山岳部時代、部長だったにもかかわらず親の許可を得られずに参加できなかった合宿、その行き先が飯豊だったので、それ以来の因縁だ。そろそろケリをつけたい。

裏銀座。
野口五郎岳に行きたい。野口五郎のファンなわけではないけれど、幼い頃に「カックラキン大放送」を見ていた世代としては、一度は行かなければならない山だ。

白根三山。
農鳥のオヤジがとても怖い人だと聞いて及び腰になっていたが、某雑誌の農鳥のオヤジについて記事を見てちょっと考えが変わった。オヤジに会ってみたい。

槍穂。
混んでいる山が大嫌いなので、これまで、槍も穂高も避けてきた。
が、せっかく平日に休みを取ったのだから、このタイミングで行くべきじゃなかろうか。
槍と穂高の両方に行くとなると、大キレットを通過しなきゃならないなぁ。

・・・・・大キレット。



・・・・・・・・・。





大キレット?!


大キレットにはまだ行ったことがないが、あんな恐ろしいところにわざわざ行くのか?
夏休みなんだからゆっくり休みたいわけで、飯豊あたりをのんびり縦走するのがいいんじゃないのか?

けれど、あのナイフリッジにはとても心惹かれる。
それに、来月、同僚を連れて剱岳の別山尾根に行くのだが、そのトレーニングとしてもちょうどいいのではないだろうか。
某雑誌では、一般ルートの岩場の難易度番付で、大キレットを「大関」、剱岳の別山尾根を「横綱」としていた。ならば、別山尾根の直前の腕試しとしても、大キレットに挑戦するのは大変有意義なことではないだろうか。


ということで、行き先は大キレットに決定。(この時点で、槍や穂高は大キレットのついでとなった。)

行程は、いったん以下のような設計で。


<8月19日>(0日目)
23:00 夜行高速バスで新宿を出発。

<8月20日>(1日目)
6:00 新穂高温泉に到着。
11:00 槍平小屋に到着。そのまま1泊。

<8月21日>(2日目)
6:00 槍平小屋を出発。
11:30 槍ヶ岳山頂。
15:00 南岳小屋に到着。そのまま1泊。

<8月22日>(3日目)
6:00 南岳小屋を出発。
    (大キレット越え)
9:30 北穂高小屋。
12:00 涸沢岳山頂。
13:20 奥穂高岳山頂。
14:00 穂高岳山荘に到着。そのまま1泊。

<8月23日>(4日目)
6:00 穂高岳山荘を出発。
7:30 涸沢
14:00 上高地
※1 涸沢からパノラマコースを通るか、横尾経由にするかは天候や登山道の様子による。
※2 体調が良ければ、涸沢に下りず、前穂経由で上高地に下りる。


無理をしない安全第一設計で、このようなコースと時間配分となった。
ただ、出発前の天気予報では荒天の予報だったので、計画は現場で柔軟に変更せざるを得ないだろう。

装備については以下のとおり。

まず、大キレットを越えるのに荷物を20kgオーバーにすると死んでしまうだろうと思い、テント泊は諦めた。
なので、装備は小屋泊のもの。
ただし、荒天の予報を受けて、着替えを少し多めに持った。雨でずぶ濡れになったときは、乾いた服に着替えるのが一番なのだ。

また、非常食は、アルファ米4食分のみ。昼飯は全部山小屋の弁当を注文することにした。
とはいえ、何があるか分からないので、行動食は少し多めに持っていった。行動食だけでも、計画的に食いつなげば、ビバークして停滞する前提であれば4日は保つはずだ。

ザックはまたもやホグロフスのマトリックス70。
自重が2kgを切っているのがやっぱり嬉しい。また、70リットルの大容量のおかげで、ヘルメットの収納も楽々だ。

ヘルメットは、CAMPのロックスターにするかPETZLのメテオにするかで悩んだが、丈夫さより軽さを選んでメテオを持参した。

加えて、虫除けスプレーや地図、カメラを収納するポーチはパーゴワークスのパスファインダーSを持っていった。(これについてはまた別途紹介したい。)

電車やバスでの移動時は、登山靴ではなく、ビーサンで。
登山靴はSEA TO SUMMITのウルトラSIL ショッピングバッグに入れて手持ち。

そんな出で立ちで、8月19日の夜の新宿、夜行バスの出発場所に向かった。



バスは毎日あるぺん号の3列シートタイプを予約したので、ゆったり座れるはず。
と思ったら、たしかにゆったり座れたのだが、3列か4列かに関係無い部分でゆったりだった。
というのも、バスに乗った客は僕の他に4人だけ。好き放題に席が使えてしまった。

以前甲斐駒ケ岳に夜行バスで行ったときに、車内での睡眠環境が最悪で辛かったので、今回は首枕と耳栓とアイマスクを持参。フル装備で睡眠を取った。

これで6時到着ならば睡眠時間も十分だ。

快適に寝ていたら、新穂高温泉到着の車内アナウンスがかかる。
時計を見るとまだ4:30。
早くね?!

睡眠不足のまま渋々バスを降りて、槍穂縦走1日目が始まった。


(「1日目 槍平」につづく)







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