このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2012年11月11日日曜日

山行記 : 2012年10月8日~ 奥秩父・奥多摩縦走 総括



(この記事は「【6日目】 奥多摩小屋~七ッ石山~鷹ノ巣山~奥多摩駅前」編の続きです。)


6日間かけて瑞がき山荘から奥多摩駅前まで歩いた。
その間、平日ということもあって、大弛小屋から雲取山までの3日半の間は人に会うことも希で、合わせて20人程度しか会わなかったのではないかと思う。
そんな寂しい山を黙々と歩くことにより自分と向き合う機会を得られた、などということは全くなく、ただひたすらエスケープルートへ逃避することばかりを考えていた6日間だった。

1日の平均行動時間は7時間ちょっとなので、それほど厳しい山行ではなかったのだが、八ヶ岳や北アルプスと違って、途中での物資の補給がけっこう難しいというところが難しいポイントだった。
すべてをあらかじめ担いでいくような山行が本来の登山なのだろうけど、どうしても僕はそこまでストイックになりきれない。山小屋で買って飲むコーラやビールが如何に美味いことか。
結局、途中の山小屋での物資補給が難しかったために、山行中は1滴のアルコールも口にすることができなかった。
僕にとってアルコールは必須ではないけれど、無ければちょっと寂しい。


また、荷物の軽量化についても、もう一度考えるべきかもしれないと思った。
この程度の山行であれば、60~70リットルでやっつけるのが最近の流行りなのだろうけど、僕は今回、85リットルでも物足りなかった。
が、体力的に、85リットルザックをパンパンにしてしまうと、やっぱりキツイ。頑張ってもコースタイムの死守がギリギリ。
より早く歩くためには、より軽量化を考えなければならない。

というわけで、今回反省すべき装備その1、ストーブ。
普段使っているのがSOTOのマイクロレギュレーターストーブ。

基本的に不満無く使っているのだが、昨年9月の甲斐駒ケ岳や今年4月の大弛小屋で、寒さのためか着火しないという現象が発生した。
それ以来、アルコールストーブをバックアップに持ち歩いている。

だったらアルコールストーブだけにすればいいじゃん!ってことなのだが、燃料のアルコールは液体だから、長期山行で十分な量を持とうと思うとけっこう重い。
ちなみに今回の山行では300mlだけ。
なので、ガスストーブにトラブルがあったときに最低限の山行を続けられるだけの燃料しかない。

そもそも、今回の山行では、ストーブとガス缶をシュラフに入れて寝れば、冷えて着火しなくなるというトラブルは防げそうだということが分かったので、今後はもうちょっと考えたい。

なお、ガスが切れるとイヤなので、小さいガス缶も持っていった。

これは完全に無駄かもしれない。下山してから反省した。


また、このほかにも、ライターはSOTOのポケトーチを持って行っていたのだが、

万が一これにトラブルがあるといけないと思って、普通のライターと、さらに耐水マッチまで持っていった。

こういうのが装備の随所にあるのが悪いのだろう・・・。


また、山行中の反省としては、行動の開始時間が遅くなってしまったのが大きな問題となった。
今後は、寒い時期にちゃんと早起きできるようになることが、今後の課題となりそうだ。
寒いのは嫌だなぁ。。。



(完)

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