いつも拝見しているブログ「雪山でミルクティ」で、奥多摩小屋について「広いし、景色はいいし、ちょっと幕営しに行くにはいい場所かもしれない。」と書かれていたのを見たのが先月の話。
そう、奥多摩小屋のテント場は、とても眺望の良いところなのだ。
だが、「登山」として幕営するにはあまりにも中途半端な場所にある。
これまで何度もその場所を通ってはいたのだが、雲取山に登るなら雲取山荘に泊まったほうがいろいろ便利だし、行動もしやすい。
だから、いままで奥多摩小屋のテント場に幕営するなんてことは考えたことがなかった。
でも、上記エントリーを見て、「そうか! そもそも雲取山に行く通過点じゃなく、奥多摩小屋自体を目的地にしてしまえばいいんだ!」ということに気付かされた。
折しも、季節は紅葉のシーズン。
奥多摩小屋のテント場から眼前に広がる重畳たる山々の色づき。
凛とした晩秋の空気。
天が抜けたかのように澄み渡った青空。
一瞬にして脳内再生されたその光景に、もう居ても立ってもいられなくなって11月4日を有給休暇とさせてもらった。ちょうどその頃が紅葉の見頃だろうと。しかも平日なら、テント場も空いているだろうから、場所も選び放題のはず。
というわけで今回は、”奥多摩小屋の景色の良いテント場に幕営して、夕方のワインと朝のコーヒーを美味しくいただきつつ、奥多摩の深部の紅葉を愛でる”ことだけを目的とした山行である。
もはやそれは、山行というよりも、単なるアウトドアに近いかもしれない。
まあ、たまにはそういうのがあってもいいじゃないか。
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