このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2012年3月18日日曜日

アレックス・ハッチンソン 『良いトレーニング、無駄なトレーニング』

忙しくてトレーニングの時間が思うように取れない。
多分、多くの市民ランナーが抱えているジレンマではないだろうか。
僕ももちろんその一人。(単に根性が無いだけかもしれないが・・・。)

そんなわけで、トレーニングは少ない時間で効果を最大にしたいと常に思っている。
それならやっぱり、ちゃんとやり方を勉強しなきゃならんだろうと。

それで読んだのが『良いトレーニング、無駄なトレーニング』。























帯に書いてあるとおり、「通説」を最新の研究に照らして検証するというスタンスを取っている。

特に、「静的ストレッチ」の有害性と「動的ウォーミングアップ」の重要性について説いた部分は非常に衝撃だった。
また、競技を実際に行う時間帯にトレーニングを行うほうが、本番で良い成績につながりやすいというのを読んで、トレーニングを夜から朝に切り替えた。

様々なティップスが散りばめられていて参考になる。



2012年3月17日土曜日

「RUN+TRAIL」第1号

「RUN+TRAIL」という雑誌が創刊された。季刊のようだ。



















もともとは電子書籍だったのが、ついに紙媒体となったようだ。
(電子書籍はこちらで配っている。)

中身は、非常にビジュアル重視でカッコイイ誌面づくりをしているなぁと。
第1号だけあって表紙にはデカデカと「入門」の文字があるが、中身を見てみると結構気合の入った記事が多い。

僕は、山の中を走るのは好きなのだが、レースに対するモチベーションはイマイチ湧いてこないために、こういったゴリゴリの内容を読んでも活かすことが難しい。
が、やっぱりお読んでいて楽しい。

こういうのが書店に並ぶと、トレランの季節が始まったんだなーとしみじみ思うのである。

2012年3月16日金曜日

UTMFのコース概略

UTMFのコース概略が発表された。

UTMF 選手用コースマップ
http://www.ultratrailmtfuji.com/about/summary/map/

うーん、なんだろうか、この何とも言えない感じは・・・。
他人事なのだが、なんだか心に諦観が芽生えるような、そんな絵ヅラだなー、、、


山田哲哉 『奥秩父 山、谷、峠 そして人』

今年のゴールデンウィークに奥秩父・奥多摩テント泊縦走を計画している。
昨年のゴールデンウィークに行こうと思っていたルートなのだが、震災の影響でボランティアに行っていたため、今年に順延した次第だ。

このルートは道中が長いので、さてさて何処で幕営しようかと思案している折に『奥秩父 山、谷、峠 そして人』が出版された。





















見ると、今回の計画のルートとその周辺の情報が満載である。
これは読まねばなるまい、と。

で、結果、非常に勉強になった。
今では伺い知ることのできない20世紀後半の奥秩父のたたずまいが深い愛情を以って描かれており、これまでの自分の奥秩父山行に照らして「ああ、あそこはこんなだったのか」などと思いを馳せたり、まだ見ぬ山域について地図と見比べながら「ここにはこんな経緯があったのか」と唸ったり、まるで炉端で先達の興味深い経験談を聞かせてもらっているような印象を受ける好作品である。

なお、奥秩父は地味な山域だが、地味は地味なりにゴールデンウィークは混むのかと思っていたら、混むのは一部の山域に限られる模様。
山行計画を少し見直してみても良いかもしれない。


2012年3月11日日曜日

寺澤英明 『ウルトラライトハイキングギア』

普段RSSに登録して購読させてきただいている「山より道具」の主さんが書籍を出版された。





















ハイカーズデポの土屋さんの『ウルトラライトハイキング』に続き、特にギアに注目したウルトラライトハイキング本だ。

いやはや、その中身の濃いこと濃いこと。しかも語り口の軽妙で、ティップスにも溢れている。
僕はウルトラライトハイクそのものに対してのこだわりは無い、というか、あんまり軽量化を意識していないが、それでも本書を読むと、テントの軽量化をしてみようかと思ってしまう。

とりあえず、本書で紹介されているTarpTentのRainbowの購入を検討してみようと思う。


2012年3月8日木曜日

洞井孝雄 『安心登山の技法』

心得違いな登山者については、よく議論に上る。
マナーのなっていない登山者、自分の実力をわきまえないで無茶をする登山者、行動に計画性が無く準備もロクにできない登山者など。

そのような登山者にこそ、いろいろとハウツー本を読んで欲しいものだが、そういう人たちは基本的に勉強しないからこそ心得違いをするわけで。
で、そんな心得違いの登山者にやっぱり呼んで欲しい種類の本がまた出版されたわけで。

それが『安心登山の技法』。





















本書を読んだ限りの印象として、著者はずいぶんガンコな山ヤだなーと。

本書では、著者が出会った困った登山者の実例を引きながら、登山をする上での心得を説かれているのだが、ずいぶんとまぁ、著者はロクでもない登山者に出会うものだと。
僕も中高年登山者の傍若無人さにあきれ果てることもたびたびあるのだが、それにしてもここまで悪質な人には会ったことがない。そんなどうしようもない登山者のオンパレードである。


それにしても、こういう本を本来読むべきである人は、こういう本を読まないというのは先に述べたとおりなのだが、そういう心得違いな登山者に対して本書のような啓蒙を行うにはどのような方法が最も効果的なんだろうか。
悩む。

2012年3月7日水曜日

吉田智彦 『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』

東浦奈良男さんという、一日たりとも欠かさずに一万日連続で登山することを目指した人が居た。

もう出版社側の発売前の告知にも書かれていたので、ネタバレであるが書いてしまうと、残念ながら東浦さんは一万日連続の記録を惜しくも達成することなく病に伏せり、そして2011年の年の瀬に亡くなった。
記録は九七三八日連続登山という、あと1年もかからずに一万日を達成できていたところまできていた。

その登山の姿を描いたのが『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』である。


















正直なところ、本書に描かれている東浦さんの登山の在り方は、エクストリーム過ぎて僕なんかでは価値判断できないぐらいに遠いところにあるような気がする。
少なくとも、左脳で理解できるところではない。

ただ、本書を通じて、その情熱だけは伝わってきた。なんというピュアな情熱であることか。

ディーン・カーナゼス 『ウルトラマラソンマン』

僕はまだフルマラソンより長い距離を走ったことがない。

トレイルランニングでは42kmなんて距離はそれほど長い方の部類ではなく、50km以上で一人前みたいな感じだ。今年からついに開催されるUTMFなどは、フルマラソンを何本完走しようとも、フルマラソンのタイムがいかに良かろうとも、参加資格すら得られない。
そんなわけで、フルマラソンより長い距離を走ったことがないままでは味噌ッカスもいいところなので、いつかウルトラマラソンには出場し、完走を果たしたいと思っている。

そんなわけで読んでみたのが『ウルトラマラソンマン』。
本書は、300km以上の距離を一人で走るアメリカのウルトラマラソンランナーであるディーン・カーナゼス自身の自伝的著書だ。





















本書には、ウルトラマラソンランナーとして参加した象徴的な大会として、以下の4つの模様が描かれている。

・ウエスタンステーツ100
・バッドウォーター・ウルトラマラソン
・南極マラソン
・キャリストガ・トゥ・サンタクルーズ 199マイルリレー

その中には、完走を果たし得なかった大会も含まれていて、常に良い結果に恵まれているわけではないことも見て取れる。

僕自身、フルマラソンの大会に出場して感じるのは、様々な人たちの心の支えだ。その支え無くしては、あんな辛いことなんか途中で放棄してしまうかもしれない。
著者もそれは強く感じているようで、家族や友人、走っている最中に言葉を交わした様々な人たちに対する感謝と愛情の気持ちに溢れた内容に心打たれることが一度や二度ではなかった。何度目頭が熱くなったことか。

残念ながら、僕には著者のようなステキな奥さんもカワイイ子供もいない独り身ランナーではあるが、本書を読んでうっかり「結婚もいいかもなー」と思ってしまった。
するつもりなんかサラサラ無いけど。


そんなわけで、とりあえず来年(もしくは再来年)、サロマ湖100kmウルトラマラソンに出場してみようと思う。時間制限の13時間以内に完走することを目標に。


2012年3月2日金曜日

小倉美惠子 『オオカミの護符』

先日、オオカミの復活について述べた書籍を読んでいたら、オオカミ信仰について触れている部分があった。
そういえば、雲取山の埼玉側の登山口である三峰神社もオオカミ信仰だったなーと思い、関東のオオカミ信仰についてコツコツ取材した『オオカミの護符』を読んでみた。





















著者はオオカミ信仰のある川崎市内の農村・土橋(今は高級新興住宅地)の出身で、自身の出身地のオオカミ信仰ルーツを通して、その農村の習俗、文化を記録に収めた。

土橋では、東京にある御岳山の御岳神社から配られる護符が村中の家に貼られていたそうで、そこにはオオカミの姿が刷られていた。
そこから、関東の農村の在り方を、オオカミ信仰という視点から深掘りしているのが本作である。

もちろん、オオカミ信仰の話だけでなく、山村に暮らす人々の生活模様を通して、武蔵の山々にについてもいろいろと描かれている。
和名倉山の話なども書かれていて、単なる藪っぽい山ではなかったんだなーということは印象的だった。


それにしても、三峰神社がオオカミ信仰だったのは覚えていたけど、御岳神社もだったか。

たしかに、御岳神社の狛犬が犬じゃなくてオオカミだったなー。















(2010年5月撮影)


房総丘陵トレイルラン 出走回避決定

忌中のため、3月4日の房総丘陵トレイルランは出場を諦めることにしました。

無念。