1月4日に日帰りで塔ノ岳に登った際に想像以上に気持ちよかったので、今度は主脈を縦走してみようと思った。
塔ノ岳までの道のりは1月4日と何も変わらないので、端折る。
ただ、バカ尾根の途中で鹿を見かけたのだけが前回と違った。
野生動物に出会うのは嬉しいものだが、丹沢の鹿は食害やヒルなどの問題を指摘されているので、ちょっと複雑な気分。
出発が遅かったため、昼過ぎに塔ノ岳山頂に到着。
塔ノ岳山頂の尊仏山荘でコーヒーをいただき、持込でラーメンを食べて出発。
塔ノ岳の北側斜面はけっこう雪が残っていた。
↓北側斜面を下から見上げて撮影。
登山道はよく整備されていて、遊歩道のようだ。
↓塔ノ岳から日高の途中の最鞍部のあたり。(だったと思う。)
日高の手前は尾根道で、非常に展望が良い。
この日は天気も良かったので、富士山もよく見えた。
やっぱり富士山が見えると得した気分になる。何故だろう?
14:25 日高到着。
富士山と反対側には、木々の間から東京の街並みが見える。
次のピークは竜ヶ馬場。
竜ヶ馬場からは、西に箒杉沢が見え、
東には関東平野が見える。
手前に見える尾根は、大日から北東に延びる長尾尾根だ。
竜ヶ馬場からは30分もかからずに丹沢山の広い山頂に至る。
どんだけ広いかというと、
こんな感じで、ほんとになにも無い、だだっ広い空間である。
だだっ広いので、真ん中に居るとむしろ眺望が悪い。
今晩はこの山頂にある「みやま山荘」に投宿する。
ここは、丹沢界隈の山小屋のなかで一番メシが美味い、という話だったので、是非泊まってみたいと思っていたのだ。
みやま山荘の作りは、1階が食堂と休憩スペース、二階が寝床である。
1室だけ個室があるが、あとは広い大部屋である。
休憩室でストーブにあたっていると、中年の女性が2人、大声で話しこんでいる。
聞きたいわけではないが、大声過ぎて聞こえてしまう。なにやら会社の厚生年金についての愚痴のようだ。
山に来てまでそんな話をすることもなかろうに、、、
残念な気分になったので、早々に布団にひっくるまって本を読むことにした。
3連休だけあって、非常ににぎわっており、食事は2回に分けての交代制、寝床もビッチリだった。
ただ、夏の北アルプスのような殺人的な混み方ではなく、布団1つ分のスペースは確保されているので、快適だった。
17時を過ぎて、いよいよメシの時間。
肉を固形燃料で焼いて食う。
ご飯はおかわり自由。もりもり食う。
みやま山荘も丹沢の山小屋の例にもれず、水には苦労しているようで、メニューにも苦心のあとが見えるが、その制限の中での最大限のホスピタリティを感じた。
メシを食い終わったら、あとは寝るだけ。
山小屋の窓から関東平野を見下ろすと、光のじゅうたん。きれい。
(iPhoneでは撮影できませんでした。。。)
冬山の夜は早い。
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