会社の同僚と4人で、土日の1泊だけで北アルプスのどこかに登る、という企画を実現するために立てたスケジュールは、
1日目:
朝7:20集合
新宿~穂高 → JR
穂高駅~一の沢登山口 → タクシー
一の沢登山口~常念小屋 → 徒歩
2日目:
常念小屋~常念岳山頂~一の沢登山口 → 徒歩
一の沢登山口~穂高駅近くの日帰り温泉~穂高駅 → タクシー
穂高~新宿 → JR
新宿着20:00前
という感じ。
山小屋泊なので、先日の2泊3日テント泊単独縦走よりは軽装だったが、それでも、今回の登山では自分がガイド兼シェルパであったため、装備の重さは18kgにもなった。とてもじゃないが、一泊山小屋泊のときの重量ではない、、、
今回の特殊装備は、神保町の石井スポーツで売ってたスリングの中で一番太いヤツ。
何のためかと言えば、メンバーの誰かが足をくじいて歩けなくなった際に、背負って降りるための補助道具として使おうと。
実は今回のメンバーが遭難するようなことがあれば、一事業が完全に止まるリスクが大きかったため、出発前日には会社中から「ちゃんと生きて帰って来い」という念押しを散々されていた。そういう重圧がガイド兼シェルパの自分に圧し掛かってくると、そういう要らん心配まで気を回さなくてはならない。。。
正直なところ、そこまでの心配をしなくてはならないプレッシャーというのは大変しんどく、これなら単独行のほうがナンボかマシだというのが出発前の気分だった。
新田次郎の『孤高の人』を読み終えたばっかりだったので、そういう気分に余計に拍車がかかっていた。
で、穂高について、駅前で蕎麦を食べて、タクシーで一の沢登山口へ向かった。
運ちゃんに促されるまま、翌日の帰りの分を予約する。登山口に13時待ち合わせ。予定時刻から1時間のバッファを見ての時間設定だったが、この時間の縛りが我々をその後苦しめることになろうとは、そのときは思いもしなかった。
(つづく)
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