このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年5月21日火曜日

購入 : Black Diamond(ブラックダイヤモンド) 「Z-POLE ULTRA DISTANCE」 (インプレッション追記あり)

僕はあまりトレッキングポールを使わない。
登山で長い距離を歩くときや、足腰の弱い連れがいるときには念のため持っていくが、使わずに終わってしまうことが多い。
ましてや、トレランの際にポールを使うなど、論外だと思っている。

が、信州トレイルマウンテンの「ストックシェルター PRO」を購入し、110cmのトレッキングポールが必要となってしまったので、とにかく軽いヤツをということでブラックダイヤモンドの「Z-POLE ULTRA DISTANCE」を購入した。


Z-POLEシリーズは、伸縮タイプではなく、3つ折タイプのトレッキングポールだ。

こんなふうに折り曲げられているのを、1つ1つ手動でハメ込んで真っ直ぐにして使用する。
こういった3つ折のトレッキングポールではワンタッチで真っ直ぐになるものもあるが、そういう機構を組み込むとそれだけ重量が増す。このウルトラディスタンスは、そういったムダを全て省き、さらに、ポール本体の強度すらも犠牲にして、2本で285gという軽量化を実現している。

折りたたんだ際にできるだけコンパクトにできるようにと、バケットに切れ目を入れてそこにポールをハメられるようにしてあるのもすごい。
ただ、先が細いので、登山道に刺さっちゃうんじゃないかというのが気になる。木道などを破壊しないという意味では効果があるだろうが、土を掘り返さない、という効果はどの程度あるのだろうか。


なお、、軽量化と収納性ばかりに目を奪われ、ストラップを切り落としたりしてはいけない。
ストラップは、正しく使うと腕の筋肉の消耗を軽減してくれる。
このように装着すれば、ポールを強く握らなくても体重を預けることができる。

また、ストラップをなくしてしまうと、鎖場や急登などで手をつかなければならないような場所で、いちいちストックをしまわなくてはならなくなる。レースではかなりの不利を被ることになる。

なんでもかんでも物理的な重量を軽減すれば良いというものではなく、体に対する負荷がどうなるのかを考えなければならない。

結局、今の僕の能力では長距離トレランレースに出場するのは無理なので、レースではなく、1泊2日のトレランスタイル縦走などで使用することになるんだろうなと。それも、ストックシェルターの支柱として使うのがメインになりそうな予感。

一応、普段の登山でも使ってみるかな。


(追記)

ストックシェルターPROの支柱として購入したのだが、支柱としては短かかった。このトレッキングポールをストックシェルターPROの支柱にするなら、110cmよりも115cmが良いかもしれない。

なお、トレラン時の補佐としては、軽く、非常に使いやすい。僕は元々トレッキングポールを使わないのだが、2013年4月にトレラン中に捻挫をして以来、いざという時のためにも、必ずこのポールを装備するようにしている。
非常に軽量なので、いざという時しか使わない前提であっても、負荷として受け入れられる程度であることがうれしい。
まさに転ばぬ先の杖だ。


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