このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年4月25日木曜日

高橋大輔 『命を救った道具たち』

山を歩いていると、ちょっとした道具に救われることがある。
先日奥高尾で足首を捻挫したときは、茶屋のオヤジさんに貰った青竹の杖に救われた。あれがなかったら下山できなかった。

「救われる」程度は、その時々の状況の深刻さによって大きく異なる。
例えば、同じビクトリノックスのツールナイフに「救われる」にしても、ささくれが邪魔クサイなぁ、というだけのときと、テント泊の最中に雪崩に遭ってテントを切り裂いて脱出しなければならないときとでは、雲泥の差がある。
おそらく、登山を頻繁におこなうような人は、道具に「救われる」シチュエーションも1度や2度では済まないはずだ。

で、これが、命を張って旅をする探検家になると、「命を救われる」というレベルの話だけで一冊の本になってしまう。それが『命を救った道具たち』だ。

僕は、登山は好きだが、探検はあまり興味が無い。「探検」というのは対象が広すぎて、僕のようなチンケな人間にはイメージがつかないのだ。
だから、探検家を自称するような人の本は、角幡さんや高野秀行さんぐらいしか読んだことがない。
まあ、そうは言っても、探検も登山も、人里離れたところで歩き回るっていう1点においては同じなのだから、探検家の「命を救った道具」というのは興味をそそられる。

書店で見かけてさっそく買って読んでみる。



・・・。



あんまり登山には関係ないかも。

山ではダナーライトなんか履かないし、スキットルもあまり持っていかない。
ジッポライターは昭和っぽいし、すぐに燃料が切れるのでイヤだ。
フクロナガサはすごく興味があるけれど、登山に持っていくのには重すぎるし大きすぎる。(服部文祥さんのサバイバル登山なら話は別かもしれないが。)
腕時計も、ロレックスのエクスプローラーはなぁ。。。 『monoマガジン』みたいでイヤだなぁ。。。

唯一「いいなぁ」と思ったのは、摂氏60℃からマイナス60℃まで計れるという温度計。意味もなく羨ましいし、物欲を強く刺激された。


といっても、嫌いじゃないです、こういう本。
お酒を飲みながら、頭使わずにのんびり読むのにとても良い本だと思う。



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