心得違いな登山者については、よく議論に上る。
マナーのなっていない登山者、自分の実力をわきまえないで無茶をする登山者、行動に計画性が無く準備もロクにできない登山者など。
そのような登山者にこそ、いろいろとハウツー本を読んで欲しいものだが、そういう人たちは基本的に勉強しないからこそ心得違いをするわけで。
で、そんな心得違いの登山者にやっぱり呼んで欲しい種類の本がまた出版されたわけで。
それが『安心登山の技法』。
本書を読んだ限りの印象として、著者はずいぶんガンコな山ヤだなーと。
本書では、著者が出会った困った登山者の実例を引きながら、登山をする上での心得を説かれているのだが、ずいぶんとまぁ、著者はロクでもない登山者に出会うものだと。
僕も中高年登山者の傍若無人さにあきれ果てることもたびたびあるのだが、それにしてもここまで悪質な人には会ったことがない。そんなどうしようもない登山者のオンパレードである。
それにしても、こういう本を本来読むべきである人は、こういう本を読まないというのは先に述べたとおりなのだが、そういう心得違いな登山者に対して本書のような啓蒙を行うにはどのような方法が最も効果的なんだろうか。
悩む。
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