東浦奈良男さんという、一日たりとも欠かさずに一万日連続で登山することを目指した人が居た。
もう出版社側の発売前の告知にも書かれていたので、ネタバレであるが書いてしまうと、残念ながら東浦さんは一万日連続の記録を惜しくも達成することなく病に伏せり、そして2011年の年の瀬に亡くなった。
記録は九七三八日連続登山という、あと1年もかからずに一万日を達成できていたところまできていた。
その登山の姿を描いたのが『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』である。
正直なところ、本書に描かれている東浦さんの登山の在り方は、エクストリーム過ぎて僕なんかでは価値判断できないぐらいに遠いところにあるような気がする。
少なくとも、左脳で理解できるところではない。
ただ、本書を通じて、その情熱だけは伝わってきた。なんというピュアな情熱であることか。
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