今年のゴールデンウィークに奥秩父・奥多摩テント泊縦走を計画している。
昨年のゴールデンウィークに行こうと思っていたルートなのだが、震災の影響でボランティアに行っていたため、今年に順延した次第だ。
このルートは道中が長いので、さてさて何処で幕営しようかと思案している折に『奥秩父 山、谷、峠 そして人』が出版された。
見ると、今回の計画のルートとその周辺の情報が満載である。
これは読まねばなるまい、と。
で、結果、非常に勉強になった。
今では伺い知ることのできない20世紀後半の奥秩父のたたずまいが深い愛情を以って描かれており、これまでの自分の奥秩父山行に照らして「ああ、あそこはこんなだったのか」などと思いを馳せたり、まだ見ぬ山域について地図と見比べながら「ここにはこんな経緯があったのか」と唸ったり、まるで炉端で先達の興味深い経験談を聞かせてもらっているような印象を受ける好作品である。
なお、奥秩父は地味な山域だが、地味は地味なりにゴールデンウィークは混むのかと思っていたら、混むのは一部の山域に限られる模様。
山行計画を少し見直してみても良いかもしれない。
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