だいたいみんな、単独行というと哀れみのような表情を浮かべる。
寂しいヤツと思われているんだろうが、実際そうだから仕方ない。
むしろ、自分の孤独癖を満たしに山に籠るようなものなのだから。
さて、今回の装備は、
トリコニ60は、ザック本体はMサイズだが、ウェストベルトとショルダーハーネスをSサイズに変更してもらった。神宮前の直営店のニーチャンが、とても手際よく段取りしてくれたので、予算オーバーだったがその場で購入。
トリコニの手前にぶら下がっているのは、ナイキの便所サンダルと、アークテリクスのウェストバッグ。
サンダルは、テント滞在時に便利。
ウェストバッグはウェストにつけるのではなく、斜めがけにして、行動食などを入れている。
トリコニ60の弱点は、ウェストベルトのポケットが小さいこと。チロルチョコなら5個ぐらいしか入らないのではないだろうか。それをアークテリクスで補うのである。
左下のほうにぶら下がっているのは、今どき誰も持参しないであろう、エンピである。
これは、折りたたみ式で、シャベルにもツルハシにもハンマーにもなる優れものである。
ただ、非常に重い。穴を掘るだけなら、もっと軽くてもっと小さいシャベルも安価で出回っている。そもそも野グソでもしない限り穴を掘ることなどないので、こんなに大層なものを持ち歩く必要は無いのだ。
ただ、山でこいつが無いと、なんとなく不安なのである。こいつがあれば、うっかりツキノワグマに出会っても強気でいられそうな気がする。(戦ったら確実に負けるけど。)
結果、総重量20kg。ちょっと重め。
しかも、この状態に収めるまで2時間かかってしまい、当初乗ろうと思っていた電車に乗れなくなってしまった。。。
そこで、登山ルートも予定を大幅に変更。幸先の悪い出だしとなってしまった。。。
靴は、
金峰山は2500メートルを越える山で、ルートに岩場も多いのだが、あえてトレイルランニング用のシューズで挑んでみた。
昨年末に西伊豆を1泊2日で縦走した際に、某欧米メーカーのハイカットの登山靴を履いたのだが、自分の足が極端なO脚のため、足首の上の方をハイカット部分(?)で圧迫されて、恐ろしく痛くなってしまった経験があるので、ハイカット不信なのだ。(ちゃんとフィッティングしなかった自分が悪いということは重々承知の上だが・・・。)
トレイルランニングのシューズとはいえマウンテンマゾヒストは、かなりカッチリした造りでグリップ力も高い。しかもゴアテックス仕様とくれば、そのへんの登山靴には負けまいと思い、今回の相棒に選んだわけである。
スパッツは、ショートでタイトなタイプにしてみた。このタイプは、通常のスパッツと違ってカサカサしなくて心地よい。ただ、着脱時には靴を脱がなくてはならないので、その点だけ面倒。
(つづく)
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