このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年3月21日木曜日

山行記 : 2013年3月17日 高尾~陣馬 往復トレイルラン

1週間前、花粉や土埃でどうしようもない高尾山行だったわけだが、登山道の様子からすると泥濘などももう無くなっていることが確認できた。

ということで、高尾~陣馬をトレイルランで往復するトレーニングに出かけた。
この日は快晴なだけでなく、都心の予想最高気温が16℃という非常に快適な気候だ。
ただ、花粉はひどいだろうから、鼻炎の薬を飲んで出発した。

8:55、京王線高尾山口駅前を出発。
まずは稲荷山コースから高尾山頂を目指す。

稲荷山コースは最初から稲荷山まで登り一辺倒で、あまりなだらかでもない。
先週とは違い、人もそこそこ多い。

9:16、稲荷山に到着。
稲荷山からは都心方面が見渡せる。

先週は全然見渡せないぐらいにけむっていたが、今日は通常の春霞程度。この時期、この気温にしては十分にクリアな方だろう。
これらな、高尾山頂からの景色も期待できそうだ。

すぐまた走りはじめる。
高尾山頂へ向かう見慣れた登山道を走る。

9:37、高尾山頂の展望台に到着。
久しぶりに富士山も見える。

山頂は、やはりそこそこ人がいる。
ここはあくまで通過点なので、先を急ぐ。

高尾山の西側斜面を下りるとすぐにもみじ台だ。

本日は素通り。
景色も、高尾山の展望台からとあまり変わらない。

9:59、一丁平に到着。

ここからの景色も、基本的にあまり変わらない。

さらに先を急いで、城山に向かう。

10:11、城山に到着。

城山のお花畑も、1週間前よりさらに花が開いていた。


城山ではトイレに立ち寄る。
城山のトイレが綺麗になって以降、はじめて利用した。
ちなみに、男子トイレの「大」の方には、トイレットペーパーは備えられていなかったのでご注意。

そしてそのまま小仏峠に向かう。

ここまでのトレイルは、1週間前と違ってちょうど良い湿り具合。2、3日前に雨が降ったようなので、そのおかげだろう。

10:24、小仏峠の広場に到着。

小仏峠の広場では、今日も登山詳細図世話人さんが地図を売っていた。
この地図は、僕のブログでも話題としてたびたび取り上げさせてもらっているのだが、そのような記事の文章を、詳細図が月刊誌で紹介された記事で引用してくれていたので、ひとことご挨拶をして、また先を急ぐ。

本日もたぬきの置物は健在。

ここからは、景信山に向かって標高差約180mを一気に登る。

景信山の山頂手前に、杉が伐採されて見晴らしの良い場所がある。

10:43、景信山の青木茶屋側に到着。
相変わらず、茶屋の中からは怒鳴り声が聞こえる・・・。

その茶屋の横の階段を上がると、景信茶屋の前に出る。

景信茶屋からは、関東平野が一望できる。

景信茶屋の裏には山頂の標識。

ここから一気に駆け下りる。

11:01、分岐が現れる。
左は巻き道。右は尾根道。
当然尾根道に進む。
気持ちの良い尾根道だ。

11:05、またもや巻き道と尾根道の分岐。
迷わず尾根道へ。エンドルフィン出まくり。
さっきよりももっと気持ちの良い尾根道を走る。

さらにその先でもまた巻き道と尾根道の分岐が現れ、それも余裕で尾根道を選んだら、今度はひどい急登が現れた。

そう、ここはハンパな小ピークではなく、堂所山への登りなのだ。

尾根道を選んだのを後悔しながら、吐きそうになる。
頭の中で、「これを味わいに来たんだろ!」という鏑木毅さんの声(想像)がコダマする。(cf.「RUN or DIE」)
こんな程度でヘバっていたのでは、今年のトレラン大会のエントリーが思いやられる・・・。

11:16、堂所山手前の分岐に到着。

ここから80mほどで堂所山の山頂らしいが、通り道ではないので放置して先を急ぐ。

11:29、明王峠が見えてきた。

明王峠の売店は営業中。(あんまりそうは見えないかもしれないけれど。)

売店の裏には不動明王が祀られている。

ここはベンチもたくさんあるので20人程度の人が休憩していたが、そのうちの初老の男性3人が道標を見ながら、「陣馬」なのか「陣場」なのかで議論していた。
地図だとだいたい「陣馬」だけどなぁ。

再び走り出し、11:57、最後の分岐である栃尾分岐に至る。

残念ながら往路で3時間を切ることができなかったが、ここまでくればあともう少し。
最後の登りを終えれば、
そこは陣馬山の山頂。
11:59到着。

清水茶屋。

富士見茶屋。

信玄茶屋。

奥多摩の山々もよく見える。

ここで、空腹に耐えかねて、清水茶屋でおでんを注文し、持参したおにぎりと共にいただく。

これがめちゃくちゃ美味い。

ところで、おにぎりを背負って走るのは、なんとなくトレランっぽくないような気もするが、なんせ僕のこの日の装備はinov8の16リットルパックがパンパンになるほどの荷物。
雨具やヘッドライトやエマージェンシーグッズはもちろん、下山後の着替えや電車の中で読む本まで入っている。そんな大荷物で走っているトレイルランナーはあまり見かけないが、レースじゃないのだから、これぐらい負荷をかけたほうがいいんじゃないかとも思う。


腹を満たし人心地がついたところで、12:15、来た道を折り返す。
復路は、巻けるところはできるだけ巻くという方針に切り替える。

けっこうスタミナが切れてしまい、景信茶屋でなめこ汁を、一丁平のベンチでは持参したクリームパンを食べて回復を図る。
その甲斐あって、稲荷山コースに差し掛かる頃にはなんとか回復。どうにか走って下ることができた。

15:07、稲荷山コースの登山口に到着。

ここから高尾山口駅まではアスファルトをダッシュ。
15:09、無事、駅に到着。
昼飯の時間を抜けば、なんとか6時間を切ってのゴールだ。


我ながら、不甲斐ないタイムではあるが、冬の間のトレーニング不足を考えればこんなもんかなとも思う。
5月中には、同じコースをあと1時間早く走れるようにしたいと思う。


(完)




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