このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年2月10日日曜日

山行記 : 2013年2月9~10日 西穂独標(敗退) 計画概要

2月の3連休、せっかくだからどこかの山に行きたいなぁ、と。
そんな軽い気持ちから選んだのが西穂高の西穂独標。

実は僕は、これまで穂高連峰には一切足を踏み入れたことがない。
(おととし、西穂高岳山行を計画したことがあったが、台風の直撃により実現できなかった。)
そんなわけで、今回の西穂独標行きは、無雪期に訪れたことのない山に積雪期に登るという、あまり推奨できない状態になってしまうのだが、それでも問題なく行けるだろうと考えたのには理由がある。

西穂独標にこの時期に行くとすれば、上高地からではなく、新穂高温泉側からのアプローチとなる。
つまり、ロープウェイで標高2,156mまで上がってしまうわけである。
そこから西穂山荘(標高2,385m)まで上がって1泊。
2日目に独標(2,701m)まで行って引き返して、そのまま帰宅。

コース上の危険箇所といえば、せいぜい独標直下のちょっとした岩場ぐらいだろう。
しかも、登山者の多いルートでもあるので、トレースがついていないわけがない。(アテにするわけではないが、それでもやはり心強い。)

なので、無雪期に行ったことがなくても、問題なく生きて帰ってこれるだろうと考えたわけだ。
天気が良ければ、お散歩コースと言ってもいいだろう。(あくまで、「天気が良ければ」だが。。。)

装備は、年始に行った燕岳とほぼ同じ。
異なるのは、ハードシェルとバラクラバだけ。

ハードシェルはマウンテンハードウェアのクエーサープルオーバー
スパルタンな環境下での使用に堪えうるということで購入したので、今回はそれを検証したいと思っている。

バラクラバは、燕岳で鼻や口の通気口がついていないタイプにコリゴリだったので、マウンテンハードウェアのエアシールドMCZバラクラバを新たに投入した。
はたして思うように機能してくれるだろうか。

気付けば、だんだんマウンテンハードウェアのアイテムの占める割合が大きくなりつつあるが、実写版『岳』に影響されたわけではないということだけは断らせてもらう。

そんなわけで、初めての穂高連峰に向けて旅立つのである。


(「1日目 西穂山荘まで」編に続く)


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