このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2012年1月31日火曜日

市毛良枝 『山なんて嫌いだった』

その昔(といっては失礼だが)、市毛良枝さんは「お嫁さんにしたい女優」ランキングの1位が定位置だった人気女優だった。今では、そういう種類の人気とはまた別な存在ではあろうと思うが、やはり現在も魅力的な女優だと思う。

そんな市毛さんが登山家だったなんて最近まで知らなかった。
なんで知ったかといえば、市毛さんの書いた『山なんて嫌いだった』がヤマケイ文庫から出たからだ。

さっそく読んでみた。

やっぱり女優さんなんだなーと。
文章の運びが情感豊かで、それでいて素朴で、表現を生業にしてきた人の力を見せ付けられた思いだ。これはおそらく、職業作家のように文章を生業にしてきた人には書けない文章で、だからといって、役者以外の表現者(たとえばミュージシャンとか画家とか)にも書けない文章ではないかと思う。

これがまさに人柄なんだと言ってしまえばそれまでだが、派手さは無いが心に染みるような文章が綴られている良書であると強く推したい。


2012年1月29日日曜日

スズメバチのこと

日本の山で出会う危険な野生動物といえば、熊と蛇とスズメバチだ。

蛇の対処法は、田舎出身だから知っている。
熊対策はもう充分。

ということで、次はスズメバチについて対処法を学んでおきたいと思い、2冊ほど本を読んでみた。

まず1冊目。松浦誠『スズメバチはなぜ刺すか』





















著者はスズメバチ研究の第一人者で、何度となくスズメバチに刺されながらもフィールドワークを続けていた。今は他界されたそうだ。
実体験に裏打ちされたスズメバチ対策は、非常に参考になる。


続いて2冊目。安藤啓治『だからへぼ」はやめられない!』





















スズメバチのなかでも、クロスズメバチのことを、地方によっては「へぼ」と呼ぶそうで、食用にするそうだ。食用にするためには、巣ごとクロスズメバチを捕獲しなきゃならないわけで、やっぱりスズメバチ対策に長けているだろうと思って読んでみた。


結果、学んだスズメバチ対策は以下の通り。

  • スズメバチの巣の近くにいくと、スズメバチが大顎をカチカチ鳴らして警戒する。そのときは、それ以上進んではいけない。
  • といっても、スズメバチの警戒音である「カチカチ」は、羽音にかき消されて聞こえない。
  • 香水やヘアスプレーの匂いはスズメバチを刺激する。
  • スズメバチはやっぱり黒いものに攻撃をかける。
  • スズメバチは赤色が見えない。
  • スズメバチは刺すだけでなく、噛み付く。
  • スズメバチは、刺したり噛んだりするだけでなく、毒液を霧状に撒くこともできる。
  • 毒液を撒き散らすので、ミツバチ用の網などを顔にかけているだけでは、毒を防ぎきれない。
  • スズメバチの毒が目に入ると、失明する。
  • 普通の服の上からなら、スズメバチはがんがん刺してくる。
というわけで、スズメバチに刺されないよう気をつけたい。





松浦隆康 『バリエーションハイキング』

松浦隆康氏は、一般登山道以外のコースを紹介した書籍を発表している。
その最新作が『バリエーションハイキング』だ。

「バリエーションハイキング」という言葉はあまり耳慣れない。
「バリエーションルート」であれば、一般登山道ではないルートで、一部、登攀器具を利用すべき場所がある場合が多々あり、高度な技術を求められる場所であるが、本書における「バリエーション」とは、「バリエーションルート」のそれではなく、一般登山道以外の困難なルートという程度の意味のようだ。

そのようなルートを集めて大量に紹介しているのが本書『バリエーションハイキング』である。



本書に掲載されているコースやルートは、著者自身が実際に歩いた場所であり、紹介図は沢ヤの遡行図のような手書きだ。
山域は関東近県に限られているが、情報量はモリモリで、これを頭から読んでもシンドイだけだろうと思う。

僕自身は、地図と付き合わせながら、地形の勉強を兼ねて読んでいきたいと思う。



【ニュース】新燃岳、禁止区域立ち入り相次ぐ…罰則規定なく

「新燃岳、禁止区域立ち入り相次ぐ…罰則規定なく」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000308-yom-soci

どういうつもりで入山しているのかは分からないし、それに対して僕は特にコメントをするつもりも無い。
だが、

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約10の山の登山口に看板やバリケードを設置して入山を禁止。しかし所々にゴミや足跡が残されており、規制を無視する登山者は少なくないとみられる。
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「所々にゴミ」って、どういうことだよ。

立ち入り制限が有ろうが無かろうが、ゴミは持ち帰れ! 
山だけでなく街中だって、ポイ捨てするやつはクズ!

2012年1月22日日曜日

購入 : Marmot(マーモット) 「コンパクトダウンパンツ」

ダウンパンツは、 基本的に 冬山で山小屋なりテントなりで宿泊した際にしか使わないアイテムなので、価格に対しての使用頻度が低いような気がして購入を躊躇していた。

が、背に腹は代えられない。
セールに乗じて購入。

Marmot(マーモット) 「コンパクトダウンパンツ」。





















中身のダウンの品質に関しては表示が無いので、○○フィルパワーってのは分からない。

裏地には「ヒートナビ」というデサントの独自技術を使っていて、光発熱と吸湿発熱という、2つの発熱効果を持つ素材だという触れ込みだ。

光発熱というのは、太陽光に限らず何らかの光に当たると、その光を熱に変換するそうだ。
でも、ダウンパンツの裏地に使っても、この光発熱は期待できないでしょうな。

もう一つの吸湿発熱は、体から発する水分に反応して発熱するという理屈だそうな。
それがどの程度効果を発揮するかは知らないが、無いよりはいいのだろう、きっと。

さっきコンビニに行くのに履いてみたら、びっくりするほど温かかったので、下界で履いてたら軟弱者になりかねない。

収納用の巾着付き。


2012年1月21日土曜日

荒川30k

本日、荒川30kに参加予定でしたが、家を8時に出ないと間に合わないのに、起きたら8時半でした。

よって、出走できず。。。

世間の皆様に謝罪します。申し訳ありません。

2012年1月20日金曜日

購入: OUTDOOR RESEARCH (アウトドアリサーチ) 「フーリオジャケット」 (インプレッション追記あり)

今まであんまり厳しい条件の冬山には行ったことが無かったので、ハードシェルはゴアテックスの雨具で代用していた。

が、雨具は所詮雨具でしかなく、ゴアテックスといえどベンチレーションが無いために蒸れる。
寒いところで汗をかくのはもうゴメンなので、ついにハードシェルを買うことにした。

で、いくつか候補があった中で、購入したのはOUTDOOR RESEARCH (アウトドアリサーチ)の「フーリオジャケット」。






















なんか知らんけど地味に人気っぽかったのと、元々たいして高くないところに30%オフでさらに安くなっていたので決定。

サイズはやや大きめのタップリ感。
スマートなシルエットが流行っている昨今の流れに逆らって、わりとゆったり。
166cm、57kgの自分が、ダウンジャケットの上から着てSサイズでやや大きく感じる。

そんなフーリオジャケットの一番の特徴といえば、裾までブチ抜きのベンチレーション。






















ただ、考えてみたらウエストベルトをしちゃうので、あんまり意味無いかも。。。

フードもやや大きめ。
試しに、バラクラバを着けてPETZLのメテオをかぶって、その上からフードをかぶってみた。





















(恥ずかしいので、顔は塗りつぶしてみた。)

今時の小さめフードとは違い、ややガバガバ。
フードの後頭部についているドローコードを絞れば、とりあえずピタっとはする。

うーん、買ったはいいけど、なんとなく全体的にいまいちピンとこないなー。。。
とりあえず、2月に雲取山あたりで使ってみることにする。



(追記)

安さに吊られて購入したわけだが、やはりサイズのデカさは如何ともしがたい。
が、実用にはそれほど大きな障害は感じなかった。

2012年2月11日~12日の雲取山~石尾根縦走の際には、早朝の雲取山山頂でこそ着込んでいたものの、その後すぐに暑くて脱いだ。
汗抜けも、所詮はゴアテックスなのであまり良くはなく、蒸れを感じた。

2013年1月2~4日の燕岳では、サイドのベンチレーションをフルオープンにしてみたり、閉じてみたりといろいろやってみたが、風が強い稜線でフルオープンにはできず、そもそもフルオープンにするにはザックのショルダーハーネスやウェストハーネスなどが邪魔だ。
あまり汗抜けも良くないことから、結果、燕山荘に着いたころにはジャケットの内側に氷がついていた。汗が抜ける前に凍ってしまったということは、汗が抜けずに内側で水滴になってしまっていたということではなかろうか。
実際、MHWのクエーサープルオーバーでは、このような現象は発生しなかった。


2012年1月18日水曜日

購入 : NATHAN(ネイサン) 「Clip-OnDeluxL.E.D.Safety Strobe」

夜中に走ると、東京とはいえ街灯が充分でなく、歩道がロクに無いような通りを走っていると交通安全上の不安を感じることがよくある。
自分の前方から来るものはこちらで気をつけることもできるが、後ろから来るものはなかなか難しいので、自分の存在を後ろから来る人に気付いてもらえるようにするべきだろうと常々思っていた。

で、交通ルール上、自動車もバイクも車も、前向きのライト(フロントライト)は白色灯、後ろ向きのライト(バックライト、テイルランプ)は赤色灯と決まっているようなので、赤色灯を買って背中側に着けたいと思って、赤いLEDを購入。


NATHAN(ネイサン) 「Clip-OnDeluxL.E.D.Safety Strobe」
http://www.nathansports.jp/item/?id=1181555476-177243





















LEDライトが5発付いていて、単4電池2本で稼動。
カタログ上は150時間点灯するようだ。
パーツの接続部にはパッキンが付いていて、内部に水が入ることを防いでいる。

















点灯するとけっこう明るくて、カタログ上は750m先から視認可能だそうな。





















このLEDライトは、点灯するだけでなく、5種類の点滅もする。
  1. 5つの電球が同時にすばやく点滅。
  2. 5つの電球が同時にゆっくり点滅。
  3. 5つの電球が上から順に点滅。
  4. 5つの電球が下から順に点滅。
  5. 5つの電球が上から順にすばやく点滅。
  6. 5つの電球が往復しながら点滅。
この動作の切り替えは、本体の裏に付いているボタンを押すだけ。

同じく裏面にはクリップがついており、ランパンやバッグに引っかけて使うようにできている。
僕は5km以上走るときには必ずウエストバッグを付けるので、それに付ければOKというわけだ。


早く使いたい。

2012年1月17日火曜日

購入 : Outdoor Research(アウトドアリサーチ) 「ニンジャクラバ」

ついにバラクラバを買った。

 購入したのはアウトドアリサーチの「ニンジャクラバ」。






















センスを疑うネーミングセンスだが、確かに普通のバラクラバに比べて薄手で、忍者の頭巾のようではある。























これを付けて今年こそ積雪の山に行くのだ!

2012年1月12日木曜日

高尾山登山道 一部通行止め

9月の台風で、高尾山でもかなり倒木が発生しておりまして、高尾山のもみじ台から一丁平にかけての南斜面の倒木を片付けるために、2月から3月にかけて登山道が一部通行止めになるそうです。


高尾山登山道の一部通行止めのお知らせ(東京神奈川森林管理署ホームページ)
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/tokyo_kanagawa/index.html


ダイヤモンド富士を見に行ったときもあちこちに倒木があったのですが、それを撤去するんですねー。ご苦労様です。


2012年1月9日月曜日

旅RUN : 2012年1月8日 山手線1周RUN その3 ~大塚駅から最後まで編~

(「2012年1月8日 山手線1周RUN その2 ~東京駅から巣鴨駅編~」の続き)

巣鴨駅を出発してから大塚駅までは、何のことはない単なる住宅街。大塚は性風俗店が多いと聞くのだが、実際にどこにあるのかよく分からない。

線路沿いの道でたそがれる猫。





















大塚駅のすぐ手前には、都電荒川線の大塚駅前駅(なんとも紛らわしい名前・・・)がある。





















都電の車体は、なんとなくおもちゃみたいでカワイイ。

で、本題の大塚駅。
















こっちは別にかわいくない。

さて、大塚駅から次の池袋駅へのルートだが、山手線沿いのルートというのが存在しない区間が長い。このため、いったん都電荒川線に沿って南下し、春日通りを通って六つ又交差点に出て、そこから山手線沿いのルートをたどることにした。

そんなわけで、都電と春日通りが交差する地点にある都電荒川線向原駅。
















ここから春日通りを西に向かう。
このへんからサンシャイン60が見えたような気がするんだが、うーん、見当たらない。
そうこうするうちに六つ又交差点に到着。
















写真にするとパッとしないが、ここは名前の通り、六叉路になっている。初めてこの交差点を見たとき、いったいここの信号はどう制御されているのかさっぱり分からなかったものだ・・・。

ここから山手線沿いの道に入る。
ここから池袋駅までの山手線沿いの道は、ラブホテルやら性風俗やらのお店が立ち並ぶ。
そんなお店の1つに「京都」という名前のラブホテルがあり、仲居さんが三つ指ついてお出迎えしてくれるという噂だったが、今回見たところ、もう無くなっていた。

その通りの突き当りには、パルコ系列のファッションビル「P'パルコ」がある。

















昔は青文字系雑誌に載っているようなショップばかりの気合いの入ったファッションビルだったが、今はどうなんだろう?
ちょっと寄っていきたい気持ちもあったが、とてもランニング途中に寄るような場所ではないので素通り。またの機会に散策することにする。

そしていよいよ池袋駅到着。












この街は、若い頃に2年半ほど仕事場があったり、4年ほど住んでいたりした場所なので、非常に思い出深い。
恥ずかしい思い出、せつない思い出、腹立たしい思い出などが、街の風景がトリガーとなって次々に自動再生される。
それらの思い出の重さと、人の多さで全然走れないのと、その両方のために心が折れて、池袋駅南口の近くのモスバーガーに20分間のピットイン。

金のテリヤキとブレンドコーヒーで息を吹き返す。
















チェーン店の味に思い出が中和され、空腹も癒されたところで、ようやく重い腰を上げた。

店の外に出ると、もうすっかり空は暗くなっていた。

店内は温かかったが、汗をかいている腰やケツのあたりがすっかり冷え切ってしまい、筋肉がこわばってしまっている。
できることならこのまま電車に乗って帰ってしまいたい。でも、このままここで挫折したら、池袋での情けない思い出が1つ増えてしまうので、意を決して再び走り始めた。

目白駅に向けて、山手線沿いのなんだかよく分からない路地をひたすら走る。
意外に早く、目白駅の明かりが見えてきた。その瞬間、折れそうな心が立ち直った。

そんな目白駅の明かり。
















目白駅といえば学習院大学。
大学の門はまさに駅のすぐ横。
















ここからは、学習院大学の鬱蒼とした森を見ながら走るために、山手線沿いの内側を走る。
本当に鬱蒼とした森で、
















こんな感じ。

この通りには、マーモットのアンテナショップが去年オープンした。
















店の中はダウンだらけ。温かそう。いいなー、900フィルパワー。

その後、神田川を渡って、





















やっとの思いで高田馬場駅に到着。
















この先、新大久保駅までの道が微妙に怖い。
















道端にこんな感じで廃品回収した缶が山積みになっていたりとか。
ちなみに、植え込みの向こうの明かりは、走行中の山手線。

暗い中、微妙な裏路地を走るのはちょっとしんどい。
そしてやっとたどり着いた新大久保駅は、韓流の影響か、単に飲みに来たお客さんなのか、やたら混んでいた。
















ここから先は新宿エリアに入る。
まずは新大久保の裏路地を抜けて、西武新宿線西武新宿駅の北側の入り口に到達。





















ここからは、飲食店と風俗店の入り乱れたエリア。
この通り沿いにあるロシア料理店にはちょくちょく来るのだが、いつ来ても好きになれないエリアだ。。。

この後、西部新宿駅の横を通り、大ガードをくぐって
















山手線の外側、新宿駅の西口方面に出る。
ここから甲州街道との交差点までは、やっぱり人が多すぎて全然走れない。

とりあえず新宿駅。















そのまま甲州街道を渡って代々木方面へ。

途中、去年オープンしたモンベル新宿南口店の前を通る。
















僕がクマスプレーを購入したのはこの店舗だ。

その後すぐに代々木駅到着。
















この先の北参道の交差点から、元々の予定では明治神宮の中を通り抜けするつもりだったのだが、時刻はすでに18時近かった。たしか明治神宮は17時閉門じゃなかったかな・・・。
とりあえずアプローチしたら、警備員さんに入っちゃダメだと言われた。無念・・・。

そんなわけで、山手線の外側を走るのを断念し、内側の路地のなるべく線路沿いを走る。
やっと路地を抜け出たところで、天皇陛下のお召し列車のホームがある場所に出た。
















写真では、暗くて何がなんだか分からないですね・・・。

そして、原宿駅の竹下口と
















明治神宮口。
















原宿駅前といえば、代々木体育館。
















うーん、暗くて何がなんだか・・・。

その後ファイヤー通りを抜け、渋谷タワーレコード前を通過。
















CDの売れない時代、近接のHMV渋谷店が潰れ、タワーレコードの本国が潰れているなかで、すげーがんばっている渋谷タワーレコード。引き続きがんばれ!

やっと渋谷駅に到着。
















ハチ公なんぞにかまっている余力もなく、ハチ公前広場には回らなかった。

そのまま明治通りには出ず、山手線沿いに走る。
そこには、渋谷と恵比寿の間にできた新駅という評判の高い、渋谷駅新南口がある。





















ここから恵比寿までの主観的時間が長い長い。よく通る場所なのに、足が重い。。。

朦朧としながら、恵比寿駅。
















恵比寿といえば、駅前の恵比寿様。





















この日は、大黒様には何度も参拝したけど、恵比寿様には1度も参拝していない。
でも、スルー。

この恵比寿駅から次の目黒駅までは、非常にきつい上り坂がある。ここを一気にダッシュで!
と思ったものの、体はついてこず。
坂の途中で2度立ち止まる。うー。。。

そして、巨大な赤い球体でおなじみの日の丸自動車学校の前を通り、
















ホテルプリンセスガーデンの電飾を恨めしい思いで眺めながら、





















ついに最後の駅、目黒駅に到着!
















精魂尽き果てて、こんな投げやりな写真になってしまった。

あとはここから、スタート地点である我が家に戻って山手線一周完結。
42.2km、約7時間の旅の終了である。

次回やるなら、地図の確認も不要だし、写真もそんなに撮らないだろうし、もう少し短い時間で回れるのではないだろうか。
でも、しばらくはやりたくない。

旅RUN : 2012年1月8日 山手線1周RUN その2 ~東京駅から巣鴨駅編~

(「2012年1月12日 山手線1周RUN その1 ~五反田駅から東京駅編~」からの続き)


東京駅を過ぎると、すぐ一石橋を渡る。
















この一石橋のたもとに、日本銀行本店がある。
















えらく厳めしい建物で、いいなー。

次は神田駅。





















神田駅の次は秋葉原駅なのだが、その途中で神田川を渡る。
その際、山手線沿いを歩けるように歩行者専用の橋が渡されていて、遠回りしなくて済んで助かった。
その橋から神田川下流を臨むの図↓。
















秋葉原駅は、休日だけあって、アキバ色が若干薄らいでいるような気がしたが、そもそも走るのに精一杯であまりちゃんと見ていなかった。
















ただ、飲食店の看板などが萌絵で飾られており、大変不愉快。

秋葉原駅の次は御徒町なのだが、その間のローソンのイートインコーナーでバナナとたらみのミックスゼリーを食べた。
たい焼きとか今川焼きとか食いたかったのに(ry

御徒町駅が近づくにつれて、宝飾店やら洋品店やらが多くなってくる。もうすぐアメ横だ。

そんなわけで御徒町駅。
















ここから先は、山手線沿いを走ろうとすると、アメ横を突っ切らなくてはいけない。
アメ横にはもう十数年も訪れていないので心惹かれるのだが、狭い道にすごい人ゴミなので、いくらなんでもご迷惑をおかけしてしまうと思い、昭和通りにエスケープ。

昭和通りは歩道も広く、安心して走れる。

そして、ついに東北の玄関口・上野駅に到着。
















上野・聚楽台の跡地がどうなっているのか見ておきたかったが、すでに時間が押していたので立ち寄らなかった。

次は鶯谷駅なのだが、もう東京で暮らして20年以上になるのに、山手線でこの鶯谷駅だけ下車したことがないのだ。
引き続き山手線の外側を、たまに線路沿いから離れることを余儀なくされながら走る。

で、鶯谷駅。
















ここから次の日暮里駅まで、また山手線に沿って走ると、噂に違わぬほどのラブホテルが立ち並んでいた。ホントにラブホテルばっか。

そのラブホテル街を抜けると、日暮里駅前に出る。
















日暮里駅前には、太田道灌の銅像がある。





















太田道灌は、江戸城を築城したことで有名な武将で、かなりの辣腕でかつ、領民からの評判も大変良かったものの、最後は暗殺されてしまった。
今読んでいる『東京スカイツリーと東京タワー 鬼門の塔と裏鬼門の塔』という本で、やたらと繰り返し太田道灌が登場するので、気になってしょーがない。

ここから次の西日暮里駅まではすぐなのだが、途中に京成線と常磐線の踏切がある。踏切なんて何年ぶりだろうか。

待っていたら、ちょうど常磐線が来た。
















そんで、西日暮里駅。
















ここで方角を見失って、何故か南に向かって走り始め、500mほど行ってから気付いて折り返す。とほほ。。。

改めて西日暮里駅にもどり、そこから山手線の線路脇の道を走る。
ここがダラダラした上り坂で、地味にキツイ。

ちょうどこのあたりで、今回のルートの半分を過ぎる。
そして田端駅到着。
















もうこの時点で15時を回っていた。冬の日差しはもう完全に西に傾いている。

田端駅を出てすぐ、田端文士村記念館という建物に出くわす。
















立ち寄る暇は無かったが、どうも田端には文士村があったようで。

ここから先、北西に向かっていた山手線が急激に南西に向きを変える。
方角を変えてから、駒込駅までが意外と遠い。しかも、地味に上り坂。シンドイ。

駒込駅に着く頃にはもうヘトヘト。
















駒込駅前にある大国神社にお参り。
















ここから巣鴨駅まではずっと住宅街。非常に退屈。ほとんど線路沿い。

で、巣鴨駅。
















昔はこの駅前にベビーカステラの出店がいつもあったんだけど、今回は見かけなかったなー。。。

次は大塚駅を目指す。

(「2012年1月8日 山手線1周RUN その3 ~大塚駅から最後まで編~」へ続く)