このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2010年9月12日日曜日

山行記 : 【2日目】 2010年7月31日~8月1日 常念岳 下山編

ついに下山。

山頂から常念乗越に降りる途中、明確に便意を感じる。
朝からモヤモヤしていたが、どうも決定的な便意にならず、排便を躊躇していたのだが、ここにきてやっと便意が明確になった。

そこで、常念小屋でトイレを借りようと立ち寄ったところ、清掃中とのこと。
テン場のトイレなら使用可とのことで、そこで用を足す。
さすがシーズン真っ只中のトイレ。バイオトイレのキャパを越えているのか、臭気がすごい。それでもトイレで用を足せる幸せをかみしめながら、おなかの中の不要な荷物を放出したわけである。

排便したら、さっきまでの調子の悪さがウソのように軽快になり、どこまででも歩いていけるような爽快な気分になった。
そうか、調子の悪さの原因は、酒でも睡眠不足でもなく、便であったか。


さて、ここからが大変。
すでに時計は10時近く。一の沢登山口までは、下りの標準時間で約4時間半。
これはもう走るしかあるまい。

というわけで、スピードハイク状態。
トレランの下り坂の要領でガンガン下っていき、途中たくさんの方々に道を譲っていただきながらひたすら登山口を目指して駆け下りた。
もちろん、写真を撮るような余裕は無い。

登山口手前の山ノ神の祠に着く頃には、全員膝が笑ってヘロヘロ。
それでもなんとか12時57分に登山口に到着!!
迎えに来てくれていたタクシーの運ちゃんには「時間ぴったりだなぁ」と驚かれるやら、呆れられるやら。。。

その後運ちゃんの案内で日帰り温泉でサッパリして、電車で帰京。


けっこう無理くりなスケジュールだったので、みんな楽しめたか不安だったが、思ったより楽しかったようで、ガイド兼シェルパとしてはホッと一安心であった。

山行記 : 【2日目】 2010年7月31日~8月1日 常念岳 常念岳ピーク編

昨晩悪酔いしたのと、あまり眠れなかったのとで、最悪な気分で朝を迎えた。

ご来光を常念岳山頂に見に行った人たちが帰ってくるまでに、食堂で朝食を取った。

荷物をまとめ、6時半ごろ出発。
混んでる山小屋は狭いテント以上にスペースの使い方が難しく、パッキングに手間取ってしまう。
(単に山小屋に慣れていないだけかもしれないが。。。)

なんかどうも調子が悪い。
とは思いつつも、まずは山頂へ。

みんなアタックザックだけで登っているが、我々は荷物を全部背負っての登り道。
僕の場合は、山頂でパーティのメンバーにラーメンを食わせるというミッションを果たすために、荷物を持って登らなければらなかった。

この上り坂が、ガレてて非常に登りにくい斜面で、想定の3倍かかって登頂を果たした。
どうも調子が悪い。。。





常念乗越を振り返ると、さっきまで居た常念小屋の屋根が赤い点のように見える。

標高差400mが、意外なぐらいにシンドイ。












なんとか登頂してみたら、狭い山頂が大変な混雑で、祠に手を合わせるような余裕すらない状態。



混みすぎてて、山頂の標識すら撮影できなかった。。。




















←常念岳山頂南側から見た蝶ノ岳方面の稜線。

素敵な稜線で、次回は2泊なり3泊なりの時間を用意して、この稜線を歩いてやろうと思った。












山頂西側にちょっと開けた場所があったので、そこで念願のラーメンタイム。
朝食はさっき食べたばかりなので、2袋のラーメンを4人で分け合って食べた。

ラーメンスープを全部飲みきるのはけっこうシンドイかと思っていたが、やっぱり炎天下の山行で塩分が足りない状態だったのか、しょっぱいスープが異常に美味い。




←山頂西側から見た槍穂。

雲海の上に浮かぶ姿に、絶対あそこに登ってやろうと決意する。








あとは下山するだけ。

ここまででかなり時間をロスしてしまったので急がねば。
一の沢登山口に13時に迎えのタクシーが来てしまう。